恭兵さんの自叙伝「熱風」の第6章「君へ」は、ファンに向けたものです。
その最初の「君へ」は、とても長くなっています。なんと10ページ。
。
ぼくは、これこそ、恭兵さんがファンに伝えたい部分であろうと推察します。
冒頭の部分だけ引用します。
君へ。
俺、一番うれしいのは、俺やキッドの芝居を通じて、なにかに燃えてくれること。
たとえば受験なんかで壁にぶつかっちゃって、
どうでもいいやなんて思っていた子が、キッドの芝居見たりして、
ものすごいショックを受けて、
それ以後、「自分で決めた以上は全力を尽くして燃えなけりゃいけないんだ」
って決心してくれたりすると、本当にうれしい。
ふとぼくは冷静になる。
恭兵さんが願うのは、ぼくらの生活部分の向上であり、
ファンに追いかけられることではない。
そう恭兵さん本人から言われてしまったようです。
そこで意識して舞台やテレビで恭兵さんを見ます。
はじめは、カッコウだけ見ていてもいいかもしれません。
しかし、恭兵さんの熱いっぽいセリフもあります。
『キッドの芝居見たりして、ものすごいショックを受けて、』
これが難しい。
自ら刺激を受ける。
この見る姿勢がないと「熱さ」は伝わらないのです・・・
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