2000/07/25 Vol.14 「本当の喜びとは」








恭兵さんの野球にまつわるエピソードはたくさんありますが、

そのなかでも、珍しい記事をご紹介。

昭和55年12月24日付けの報知新聞の「Sports&Health」コーナー。

ほぼ一面分の大きな記事です。

実はこの新聞、当時、学校の友だちが見つけ、いただいたもの。(知っていたら応援に行っていたのに)

内容は、KIDと立教大学の野球サークルの試合報告。

ここで、恭兵さんは、試合後のインタビューで、こんなコメントを残しています。



   でも、久しぶりなんです。

   野球で流す汗って、芝居と違う楽しさがあるし、

   みんなでやる喜びって、野球が一番ですね。



ふつうの言葉に思えますが、記事をよく読むと、

この言葉に、恭兵さんの、さわやかな本音の部分が感じられるのです。

  ・・・・この日、恭兵さんは、「青い絶唱」のロケのため、試合開始ぎりぎりに到着。

  練習もできず、すぐ試合。

  4番ショートで、3打数2安打2盗塁。

  投げては、3回からリリーフで、4イニングス、速球で無得点に抑えました。

  敢闘賞を受賞しましたが、賞品は、

緊張しつつも三塁打を打ったKID'80の磯部さんにあげています・・・・

タフな部分は言うまでもないですが、ほんとに楽しそう。和気あいあいといいますか。

ほんとに野球が好きなんでしょう。子どものように。文脈からだけでも伝わってきます。

「みんなでやる喜び」というのは、なかなか体感できないものだと思います。

ましてや、現在のように、一人で楽しめる時代には。

恭兵さんは、ほんとに、みんなの輪の中で自分を楽しんでいます。

決して、インタビュー用の飾り言葉で、

「みんなでやるのは大事です」と言ってはいません。

恭兵さんのこういうところが、さわやかなんでしょうね。








 








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