2000/07/19 Vol.13 「昭和54年からのメッセージ」








人と人とが手をつなぐことは、そんなに難しいことじゃない。

つないだ手と手の大きな輪が、世の中を変えていくんだ。

さあ手をつなごう!



KIDのミュージカル「ハメールンの笛」のエンディングでの

笛吹き(恭兵さん)の有名なセリフ。

このセリフで、会場の観客も、両隣の人と手をつなぎます。

エンディング曲「ハンド・イン・ハンド」です。



空に風船を放してしまった少年が、大きな声で泣いている

でもいつか君も、夢を空に預けただけと、気がつくときが来るだろう

大人になるって、そういうことさ

ハンドインハンド 重ねた指に指を

ハンドインハンド 広がる夢に夢を

そうさ、未来は果てないのだから



笛吹きが言うには、たくさんの人と手をつなぐためには、

まずは、一人の人を愛することだという。

そうした小さな幸せにある人は、他の人とも幸せになれる・・・・

昭和54年という時代遅れの感覚、理想の話、と思われるかもしれません。

しかし、嘲笑する前に語ることもできない現代の中で、

KIDに憑いていたぼくには、素直で新鮮に見えるのです。

このセリフ、受け止められますか?








 








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