2000/05/08 Vol.3 「家族的で、かっこいい」








かっこよくて、しかも胸がキュンとなる言葉、好きです。

「天まであがれ!2」第8話より。

幼いまこを置いて駆け落ちした母(坪田直子さん)から、生活費として3万円が送られてきた。

それを知ったまこの兄、大輔(坂上忍さん)は、「そんなもん捨てな」と言い、海に投げ捨てようとします。

そこに現れた掛布準(恭兵さん)の言葉。



君の気持ちはよくわかる。

だが、大人には金でしか愛情を表せないことだってあるんだ



大輔が、「そんなもん、愛情じゃないです」と言うと、



それだって愛情なんだ!・・・・悲しい愛情だが・・・・



やや強めの語気で、悲しい顔つきで言うのです。



第3話の場合。

まわりから、「冷たい」「無責任」「保護者失格」というレッテルを貼られていた掛布だったが、

妹(三田寛子さん)がサルコイドウシス<眼の病気>であることがバレ、

手術を勧めるようぎゃあぎゃあ言うまわりの連中や医者に向かって、はげしくこう言うのでした。



妹の気持ちがだれに分かる!

不治の病を背負い、いつも死と向かい合っている妹の気持ちが!

・・・・妹は連れて帰ります



掛布準は、ただの二枚目ではないのです。

母や妹や、家族思いの、優しい人だったのです。

















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