2000/05/01 Vol.2 「夢を持てない哀しみ」
俺はあの荒野に行かなければならない。
俺を追い立てるものは、俺の過去だ。
生きた。恋をした。戦った。
だが何一つ変わらなかった。
もう町を変えようなんて思っちゃいない。
変えなければならないのは、自分自身なんだ!
「自分自身と戦え」は、恭兵さんの座右の銘ですが、
これは、 KID「スーパーマーケットロマンス」での前半幕前のガンマン(恭兵さん)のセリフ。
小説の主人公に恋をする未来(名和さん)に、ガンマンは、
恋人は夢の世界ではなく、現実の身近なところにいる、と言う。
夢を否定せざるを得ないガンマンの立場に、ぼくは感動してしまいました。
そして、前半幕のこの歌を聴きながら、陶酔。目頭が熱くなっていました・・・・
さらば夢よ、遙かなる西部よ
疑いもなく、闘いに自分を賭けた時代よ、さらば
居眠りしている恋人を起こし、背広姿のガンファイターと
山を越えて谷を越えて、荒野を、荒野を目指す
だけどどこへ行けばいいのか、Where do I go Where do I go
KIDは、セリフと歌が連動しているので、ジーンと来たら、一気です。昇天。
このシーンは、ぼくの数ある昇天のなかの一つ。