A LABORATORY OF THEATER PLAY CRIMSON KINGDOM

演劇実験室∴王国 

秘法17番

プロフィール


 演劇実験室∴紅王国は、主宰者である作・演出家、野中友博の戯曲作品の継続的上演を通じ、その独自の文体と劇構成を舞台化する為の方法論、様式を模索、確立し、劇作と舞台化の両面から研鑽、進化させる事を、第一の目的とし、元EDメタリック・シアター、燐光群の中川こう、野中作品の常連出演者である恩田眞美らを中心に、1998年3月21日、春分の日に設立されました。
紅王国2002
 野中友博の作品は、泉鏡花を思わせる流麗な独自の文体で書かれた台詞と、台本の執筆段階から綿密に打ち合わせが行われた全曲オリジナルの音楽、美術が、照明家、中川隆一氏の照明に支えられ、小劇場界屈指の美しさを持つ舞台として、カルト的な支持を受けています。ただし、作品のテーマとされてきた事は、昭和史と天皇制、宗教と常識といった重みのあるものばかりです。
紅王国2002
 1990年代、日本の演劇・小劇場界の趨勢は、平田オリザ氏の青年団に代表されるような、現代口語劇、所謂「静かな演劇」と呼ばれるジャンルと、低予算のテレビドラマをそのまま舞台に移し替えたような「ハートフル・コメディー」と呼ばれるジャンルが両翼として台頭しましたが、演劇本来のダイナミズムは、骨太の題材と構成、日常から飛躍する文体とそれを支える俳優の肉体にあると、私達は考えます。演劇実験室∴紅王国は、文体を失った現代演劇界で、劇的言語と劇的肉体の復権を目差します。
紅王国2002
 第九回テアトロ新人戯曲賞受賞作品「化蝶譚」を第一召喚式として旗揚げした後、総合演劇誌テアトロによる例年の特集「年間舞台ベストワン・ワーストワン」にて、続く第二召喚式「化蝶異聞録〜井戸童」が、劇評家・浦崎浩實氏に98年ベストワンに、第参召喚式「不死病」が、七字英輔氏によって99年ベストワンに、それぞれ選出される等、着実に進化を続けています。

紅王国1999

1998年
 3月 「TOTAL ART FOUNDATION P-BOX」を母体として結成。
 6月 第壱召喚式『化蝶譚』 於・ウッディーシアター中目黒 
     《第9回テアトロ新人戯曲賞受賞作》
 12月 第弐召喚式『化蝶異聞録〜井戸童』 於・ウッディーシアター中目黒
     《テアトロ誌「20人の劇評家による98年舞台ベストワン」選出(浦崎浩實)》
1999年
 11月 第参召喚式『不死病』 於・ウッディーシアター中目黒
     《テアトロ誌「21人の劇評家による99年舞台ベストワン」選出(七字英輔)
2000年
 9月 第四召喚式『人造天女』 於・ウッディーシアター中目黒
     《白水社岸田國士戯曲賞一次候補》
2001年
 6月 第伍召喚式『水神抄』 於・中野劇場MOMO
2002年
 2月 第六召喚式『御蚕様』 於・中野劇場MOMO
 9月 第七召喚式『女郎花』 於・下北沢『劇』小劇場
2003年
 5月 第壱次補完計画 『雄蜂の玉座』 於・中野スタジオ・あくとれ
 10月 第八召喚式『蛭子の栖』 於・中野劇場MOMO
     《白水社岸田國士戯曲賞一次候補 朝日新聞社寺山修司賞推薦》
2004年
 6月 第二次補完計画 『火學お七』 於・中野スタジオあくとれ
     《『岸田理生戯曲連続上演2004』参加作品》
 10月 第九召喚式 『聖なる侵入』 於・下北沢『劇』小劇場
     《白水社岸田國士戯曲賞一次候補》
2005年
 9月  第拾召喚式 『美神の鏡』 於・下北沢『劇』小劇場
2006年
 3月  第拾壱召喚式 『不死病2006』 於・中野ザ・ポケット
2009年
 11月 第拾弐召喚式 『我が名はレギオン』 於・中野ザ・ポケット

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