食事


ミナミクモノスガメ


 ミナミクモノスの主食としても、小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤを与えています。この3種類は常に冷蔵庫に有るようにしています。この3種類に季節によってタンポポ、クローバー等の野草や枝豆の葉、クレソン、人参、等を与えています。人工飼料も初期の頃は与えましたが、あまり食べないので今では植物だけを与えています。

 また与える時には乳酸菌の粉末をかけてあたえています。これは爬虫類専用のものなのですが、便も状態も良くなり、臭いも減少したように思います。カルシューム剤は一週間に1度位与えています。

 我が家のミナミクモノスは4匹とも非常に食べる量にムラがあり、朝から爆食することもあるし、量は食べるけど一日かけてゆっくり食べたり、少ししか食べなっかたり、全く食べなかったり、本当によく解りません。

 またその偏食ぶりも困ったものです。イチゴの好きな個体は、一度イチゴを与えるとその後はイチゴしか見向きもしなくなるし、カボチャの好きな個体も同様です。一度食欲があまり無かった♂にイチゴを与えたところ、前日までの食欲不振が嘘の様に食べまくり、ホッとしたのですが、それからが大変でした。イチゴ以外は全く見向きもしなくなり、どんなに野菜を細かく刻んでも器用にイチゴだけを食べてしまうのです。困った私は絶対に選び食いが出来ない様に、更に細かくモロヘイヤを刻んでいると、なんとネバネバの状態になってきました。これはうまくいくと思い、イチゴと一緒に包丁で叩いていると、団子状になるほど粘性が出てきました。その塊をモロヘイヤの葉に乗せて与えると、やっと食べてくれました。

 しかしこれからがまた大変、今度はこのモロヘイヤ団子を毎日作らなければならなくなったのです。このモロヘイヤ団子には良いところもありました。それはこの団子の中に何でも混ぜることが出来ることです。各種野菜(野草)、ビタミン剤、カルシュウム、挙句は駆虫薬も混ぜて与えることが出来ました。しかし毎朝これを作るのは大変でした。生のモロヘイヤを包丁で叩いて団子状にするには、10分位かかり、それから更に各種野菜(野草)を混ぜこんでいると、更に10分程かかりました。この作業を毎朝することには本当にまいりました。そこで葉の状態のまま再度与えると10日間程見向きもしなかったのですが、心を鬼にしてそのままにしておくと、なんと少しではありましたが食べてくれるようになり、現在も葉の状態のまま与えています。しかし本当に食欲不振の個体には、このモロヘイヤ団子はチャレンジする価値があるかもしれません(その後は苦労すると思いますが)。

 それとどうやらクモノスガメは餌を探しに動き回るタイプではなく、たまたま歩いていたら草があった、だったら食べるか、と言う傾向が強いのではと思っています。と言うのも、我が家はクモノスガメには餌入れを用いていないためタイルの上に置いているのですが、その上を歩くとツメに野菜が引っ掛かりゲージ内に散らばります。するとそうゆう日に限ってキレイに食べ切ってしまうのです。また食欲不振の時に、いつもの場所ではなく、普段寝ている所に野菜を置いておくと、仕方なさそうに食べたりします。本当によく解らないカメです。

 水を飲ませるにも苦労します。水飲みはゲージ内には入れていません、どうも我が家のクモノスはただ水があるだけでは、水だと認識しない様なのです。それと言うのも温浴をして水を飲まない時でも、その後ゲージ内で霧吹きをすると、床材に鼻を突っ込んで一生懸命飲んだのです。特に2匹はこの傾向が強く、今はこの2匹の温浴時には、上から霧吹きでお湯をかけ水面に波紋を作っています。こうすることで水を認識するらしく、すぐに首をお湯に突っ込んでごくごく飲んでいます。またこのお湯にはHB-101と時々ビタミン剤を入れています。


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