温度、湿度、照明時間

ニシヘルマンリクガメ

温度

　年間を通じての温度管理は左記の表のように温度差をつけています。朝から夕方までは高温、夜は低温の温度設定です。ただしこれはあくまでサーモスタットの設定温度であり、実際の温度は冬季においては最低温度はこれよりも低く１５〜１６℃といったところであり、夏季においては最高温度は３１〜３２℃位まで上昇してしまいます。もちろんこの温度はゲージ全体の温度ですから、メタルハライドの直下ではこの温度よりさらに５℃くらい高い温度になっています。それでも真夏でもよくバスキングをしています。

　しかし実際にこの様な月毎の温度変化をさせることが良いことか疑問に思うところもあり、近々見直しをしようと考えています。特にリクガメが幼体の時は、あまり急激に温度変化をつけると良くないと考え、この様に月間の変化を１〜２℃にしていました。しかしヘルマンも我が家に来て２年が経ち、体重も６００ｇを超え状態も安定している為、今年からはもっと急な温度変化を設けて季節感をハッキリさせようと考えています。

　また、シェルターの下にプレートヒーターを敷いていますが、プレートヒーターの上に床材を敷いている関係か、電源を入れっぱなしすると３８℃位になってしまい、いくら何でも暑すぎると考えタイマーによって通電をコントロールし、表面温度が２５℃前後になるようにしています（ON 1分　OFF 5分）。

湿度
　ヘルマンに関しては湿度は殆ど気にしていません。一週間に１〜２回程床材表面が湿る程度に霧吹きをしています。これにより年間で大体４０〜６０％程度の湿度となっています。

照明時間

　照明器具は、メタルハライドランプ１個とスパイラルライト３個を使用しています。それぞれのライトを左記のようにコントロールしています。このように時間差を付けてライトを制御すれば、日の出、日の入りの効果があるのでは？と思っているのですが、はたして効果があるものなのか疑問ですが、自己満足でやってます。

　それにしてもやはりリクガメにとって照明は重要だと思います。UVBが必要なのはもちろんなのですが、その光の強さも健康に大きく影響しているのではと考えています。メタルハライドを使用する前のことなんですが、スパイラルライトの光の強さに惚れ込んだ私はゲージの一箇所に３個のスパイラルを集中照射し、光のスポットをゲージ内に設けたところ、よくへルマンが気持ちよさそうにその場所に居るようになりました。もちろんスパイラルからも熱は出ているので、ホットスポット代わりだったのかもしれませんが、それ以来なんだかヘルマンが元気になっていった気がします。

　メタルハライドを初めて使用した時は、こんなに明るいライトが有るのかと、本当に驚きました。しかし人間の慣れとは恐ろしいもので、今ではもっと明るいライトが欲しくなってきました。