ニシヘルマンリクガメ

ニシヘルマンリクガメ

ベランダ飼育

野外シェルター 今年の4月よりベランダ飼育に切り替えた為、ケージは無く、ベランダを自由に歩き回れるようになっています。しかし春先の気候は夜冷え込む事もあり、シェルターの蓋にパネルヒーターを貼り付け、保温しています。

 ベランダ飼育にしたきっかけは、何と言ってもその広さでした。90cmの水槽で飼育していた時は、ガラス面に上るような仕草をいつもしており、やっぱり成長したヘルマンには狭いと感じていたからです。時折部屋の中に放してやると、それはもうストレスを発散する様に歩き回り、やはり広い場所が必要だと感じていました。

 そこでベランダでの飼育を真剣に考え始め、改めてベランダを見渡すと、隣との段差や、手すりの下の段差が少なく、いつも水槽内でガラス面に直角に近いくらいよじ登る仕草からすると、脱走や落下の危険があったので、突っ張り棒を利用して脱走や落下を防止ししました。これで安心と3月の暖かい日にベランダに放すと気持ち良さそうに歩き回り、ベランダガメにする事に迷いは無くなりました。
ニシヘルマンリクガメ
 しかし、いざ完全なベランダガメにすると、なんと殆どシェルター内に閉じこもり、餌を食べる時だけ外に出て、その後はまたシェルターにダッシュで戻る始末、そしてシェルター内から顔だけ覗かせ外の様子を伺っているではありませんか。何と情けない、何と臆病なのでしょうか、そして私がベランダに出ると、シェルターから出てきて歩き回るのです。まったく可愛いやら、情けないやら、まあそのうち慣れるのでしょうけど、考えてみればおそらくCBであろうこのヘルマンは、産まれて初めて風というものを経験し、産まれて初めて影が揺らめくのを経験している訳で、やはり慣れるまでは相当怖いのだと思います。



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