第14条   ペナルティーキック  Q&A


ライン


        1. ゴールキーパーが自陣のゴールラインから前方に動いたので、主審はペナルティーキックを
           再び行うことを命じた。2度目のペナルティーキックを別の競技者が行ってもよいか?

           YES

        2. ペナルティーキックを行う競技者がボールを味方競技者にバックヒールして、そのボールを
           味方競技者がゴールに入れた。主審のとる処置は何か?

           ボールは前方に蹴らなければならないため、ペナルティーキックを再び行う。

        3. ペナルティーキックを行う競技者がボールを前方にプレーし、味方競技者が走り込んで得点
           した。これは認められるか?

           YES  ペナルティーキックの進め方が正しく行われているならば。

        4. ボールが相手のペナルティーエリア内にあってインプレー中、自陣のペナルティーエリア内に
           立っている守備側競技者が相手競技者を打った。主審のとる処置は何か?

           プレーを停止する。守備者の相手側にペナルティーキックを与え、主義側競技者を
          乱暴な行為により退場させる。

        5. フィールドが水浸しのため、競技者がペナルティーキックを行うためにペナルティーマークの
           横にボールを置いた。これは許されるか?

           NO

        6. ペナルティーキックが行われるとき、ボールがゴールポストおよびクロスバーのいずれか一方
           あるいは両方に当たって破損した。主審のとる処置は何か?

           主審は試合を停止し、ボールを交換してドロップボールでプレーを再開する。この状況が
           プレーを延長しているときに起こった場合は、試合を終了する。

        7. ペナルティーキックを行わせるために試合が延長された。キックが行われる前にゴールキーパー
           は交代できるか?

           YES  ゴールキーパーはフィールドにいる資格のある別の競技者と入れ替わる、
               あるいは最大数の交代を行っていない場合は交代要員と交代できる。


        8. ペナルティーキックが行われるとき、ボールが蹴られる前にゴールキーパーが前進してゴール
           ラインの前でボールをインターセプトした。主審のとる処置は何か?

           ペナルティーキックを再び行う。

        9. ペナルティーキックを行う競技者の味方競技者が、ボールがインプレーになる前にペナルティー
           エリアに入った。ペナルティーキックが行われ、ボールはゴールキーパーにはじかれ、クロスバー
           の上でゴールラインを越えた。主審のとる処置は何か?

           主審はコーナーキックを与える。

       10. 主審が合図する前に競技者がペナルティーキックを行った。主審のとる処置は何か?

           主審はキックを再び行うことを命じる。

       11. ペナルティーキックが行われるとき、主審が必要な合図を送ったのち、キックを行う特定した競技
           者の味方競技者が前進し、代わりにキックを行った。主審のとる処置は何か?

           (a) ボールがフィールドを出た場合?

           (b) ボールがゴールキーパーによって外へ出された場合?

           (c) ボールがゴールキーパーによりはじかれ、フィールド内に跳ね返り、キックを行った競技者
               がゴールを入れた場合?

           上記の3つの全てのケースにおいて、正しいペナルティーキックの進め方が行われなか
          ったので主審はペナルティーキックを再び行うことを命じる。主審は特定されたキッカー
          の味方競技者を反スポーツ的行為により警告できる。


       12. 主審がペナルティーキックを行う合図をした。その後、攻撃側競技者がペナルティーエリア外に
            いる相手競技者を強打した。主審がその出来事に気付いた。主審のとる処置は何か?

           主審はペナルティーキックを行わせる前に、違反した競技者を乱暴な行為により退場させる。


        試合の勝者を決定するためのペナルティーマークからのキック


        (a) ペナルティーマークからのキックは試合の一部であるか?

            NO

        (b) 競技会規定に明記されているにも関わらず、ペナルティーマークからのキックを行うことを、両チ
            ームの主将が拒否することに合意した。主審のとる処置は何か?

            主審は競技会の関係機関に状況を報告する。

        (c) ペナルティーマークからのキックを行う競技者を選ぶ責任は誰にあるか?

            試合が終了したときにフィールド上にいる競技者から競技者とキックを行う順番を選ぶ
           のは、それぞれのチームの責任である。


        (d) ペナルティーマークからのキックを行っているとき、ボールがゴールポストもしくはクロスバーに当
            たって破裂した。このキックは再び行われるべきか?

            NO

        (e) ペナルティーマークからのキックに、負傷している競技者は参加を免除してもよいか?

            YES

        (f) 試合の終了時に数人の競技者がフィールドを離れ、ペナルティーマークからのキックに戻って
           来なかった。主審のとる処置は何か?

           負傷していない全ての競技者は、ペナルティーマークからのキックに参加してなければ
          ならない。フィールドを離れた競技者がフィールドへ戻らない場合、キックを行わず、主審
          はその出来事を関係機関に報告する。

        (g) すでに警告を受けている競技者が、ペナルティーマークからのキックが行われている間に、
            2度目の警告に該当する違反を犯した。主審のとる処置は何か?

            その競技者を退場させる。

        (h) ペナルティーマークからのキックがまさに行われようとしているとき、交代要員を使っていない
            チームは、キックが行われる前に1人もしくはそれ以上の競技者を交代要員と交代すること
            ができるか?

            NO  試合終了時にフィールドにいた競技者のみが参加できる。

        (i) 延長戦終了後、ペナルティーマークからのキックが行われる前あるいは行われている間に、
           スタジアムの照明が故障した。主審のとる処置は何か?

           主審は照明を修復するため適当な時間を認め、事態が改善されないときは競技会規定
          に従って結果を決定する。

        (j) ペナルティーマークからのキックを行っている間に、ゴールキーパーが退場させられた。ゴール
           キーパーは登録された交代要員と交代できるか?

           NO

        (k) ペナルティーマークからのキックを行っている間に、ゴールキーパーが負傷しプレーを続けること
            できなかった。ゴールキーパーは登録された交代要員と交代できるか?

            YES  ただし、許されている最大数の交代をしていないならば。

        (l) ペナルティーマークからのキックが行われている間に、1人の競技者が退場させられた。それぞ
           れのチームがペナルティーマークから10本のキックを行ったのち、競技者を退場させられたチー
           ムは、すでにキックを行った他の競技者にキックをさせることができるか?

           YES



                                                                  ライン