第11条   オフサイド  Q&A


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        1. オフサイドポジションにいるが、積極的にプレーに関わっていないと主審に示すためフィールド
           の外へ出た競技者を主審は罰するか?

           NO  オフサイドポジションにいること自体は違反ではない。その競技者はフィールド
              を離れる必要はない。
              しかし、この競技者が戦術的理由でフィールドを離れ、再びフィールド内に入る
              ことによって不正な利益を得たと主審が判断した場合、その競技者を警告する。

        2. ペナルティーキックが行われるとき、キックを行う側の味方競技者はオフサイドポジションにいる
           ことが許されるか?

           NO  競技者はペナルティーマークの後方にいなければならない。

        3. 守備側競技者が、相手競技者をオフサイドポジションにするため、自陣のゴールラインを越えて
           出た。主審のとる処置は何か?

           主審はプレー続けさせ、ボールが次にアウトオブプレーになったときその守備側競技者
          を警告する。

        4. 競技者が両ゴールポスト間でゴールネットの中へ入った。それと同時に味方競技者がボールを
           ゴールに入れた。次の場合主審のとる処置は何か?

           (a) ボールがゴールに入ったとき、ボールの中にいる競技者は静止していた。

               何の処置もとらない。得点を認める。

           (b) その競技者の行動が相手競技者を邪魔していた。

               得点を認めず、その競技者を反スポーツ的行為により警告する。
              違反はフィールドの外で起こったので、プレーを停止したときにボールがあった地点
              でドロップボールによりプレーを再開する。


        5. 相手ゴール方向へ素早く前進している競技者がオフサイドの違反で罰せられた。どの地点から
           オフサイドの違反による間接フリーキックを行うか?

           味方競技者の1人がオフサイドの違反をした競技者に最後にボールをプレーしたとき、違反
          した競技者がいた地点からキックを行う。

        6. 競技者が味方競技者にコーナーキックからのボールをパスした。その味方競技者がボールに触れて、
           コーナーキックをした競技者がオフサイドポジションから走って再びボールをプレーした。この競技者
           は罰せられるべきか?

           YES  その競技者はオフサイドで罰せられる。コーナーキックを行った競技者が2度目に
                 ボールを蹴ったとき、その競技者はオフサイドポジションにいてそのポジション
                 いることで利益を得た。



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