第14条 ペナルティーキック
直接フリーキックを与える10項目の違反のひとつを、自分のペナルティーエリアの中でボールが
インプレー中に犯したとき、相手チームにペナルティーキックを与える。
ペナルティーキックから直接得点することができる。
前・後半の終了時、及び延長戦の前・後半の終了時に行うペナルティーキックのために、時間を
追加する。
ボールと競技者の位置
ボール:
● ペナルティーマーク上に置く
ペナルティーキックを行う競技者:
● 特定する
守備側のゴールキーパー:
● ボールが蹴られるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいる
キッカー以外の競技者は次のように位置する:
● フィールドの中
● ペナルティーエリアの外
● ペナルティーマークの後方
● ペナルティーマークから9.15m(10yd)以上
主審
● 競技者が競技規則通りの位置に着くまで、ペナルティーキックを行う合図をしない
● ペナルティーキックが完了した時を決定する
進め方
● ペナルティーキックを行う競技者はボールを前方へ蹴る
● ボール型の競技者に触れるまで、キッカーは再びボールをプレーしない
● ボールが蹴られて前方へ移動したときボールがインプレーとなる
ペナルティーキックを通常の時間内に行う、あるいは前・後半の時間を延長して行う、
あるいは再び行うとき、ボールが両ゴールポスト間とクロスバーの下を通過する前に、
次のことがあっても得点が与えられる:
● ボールが両ゴールポスト、クロスバー、ゴールキーパーのいずれかあるいはそれらに触れる
違反と罰則
主審がペナルティーキックを行う合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況
のひとつが起きた場合:
ペナルティーキックを行う競技者の競技規則の違反:
● 主審はそのままキックを行わせる
● ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う
● ボールがゴールに入らなかった場合は、キックは再び行わない
ゴールキーパーの競技規則の違反:
● 主審はそのままキックを行わせる
● ボールがゴールに入った場合、得点を与える
● ゴールがゴールに入らなかった場合は、キックを再び行う
キックを行う競技者の味方競技者がペナルティーエリアに入る、ペナルティーマークより
前方へ動く、あるいはペナルティーマークの9.15m(10yd)いないに入る:
● 主審はそのままキックを行わせる
● ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う
● ボールがゴールに入らなかった場合は、キックは再び行わない
● ボールがゴールキーパー、クロスバー、ボールポストから跳ね返って、その競技者に触れた場合、
主審はプレーを停止し、守備側の間接フリーキックによって試合を再開する
ゴールキーパーの味方競技者がペナルティーエリアに入る、ペナルティーマークより前方へ
動く、あるいはペナルティーマークの9.15m(10yd)以内に入る:
● 主審はそのままキックを行わせる
● ボールがゴールには行った場合、得点を与える
● ボールがゴールに入らなかった場合は、キックを再び行う
守備・攻撃両チームの競技者の競技規則の違反:
● キックを再び行う
ペナルティーキックが行われた後に:
ボールが他の競技者に触れる前に、キッカーがボールに再び触れたとき(手による場合を除く):
● 違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える
ボールが他の競技者に触れる前に、キッカーが意図的にボールを手で扱ったとき:
● 違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える
ボールが前方に進行中、外部からの要因がボールに触れたとき:
●キックを再び行う
ボールがゴールキーパー、クロスバー、ゴールポストからフィールド内に跳ね返ったのち、外部
からの要因がボールに触れたとき:
● 主審はプレーを停止する
● 外部からの要因がボールに触れた地点で、ボールをドロップしてプレーを再開する