D母の食卓

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★透析導入後は大変ですよ。★


糖尿病性腎症の食品交換表弟2版
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CD−ROM版もあります。


透析導入後は?
  DM食事療法に たんぱく質、水分、カリウム、リンの制限が加わるのです。

透析療法に移行しないようにする。
 1.食塩を摂りすぎない
    初期段階では一日7〜8gまで、進行しむくみなどがあると一日3〜5g以下
    味付けは塩を使わず、香辛料こしょう、レモン、からし、カレー粉など酸味や香味、を活用。
   薬味 ゆず、わさび、しょうがで一工夫して 旨味のかつお節、昆布のおだしで決まりヽ(´o`)ノ。

 2.腎機能が低下したらタンパク質を制限する
    尿毒症の原因になるからですが、日本人は1日平均80gぐらいを摂取していますが
   これを徐々に制限します。50、40、30gと減らしていくわけです。
    腎炎を抑える「IPA」ハマチ、イワシ、サバ、キンキなどに含まれる脂肪酸で糸球体や腎盂に起こった
   炎症を抑える作用があります。腎炎を起こす化学物質の生成を抑制する働きがあるの。

 3.たんぱく尿が出たら、高たんぱく食にする。(腎機能が正常である場合のみです)
   尿たんぱく濃度を下げる「グリシニン」大豆、大豆製品(納豆など)に含まれるたんぱく質です。
    利尿効果により腎臓の負担を減少させる「カリウム」トマト、スイカなど 特に「スイカ」は腎臓の細胞を
   修復する働きのある「シトルリン」というアミノ酸も含んでいますヽ(´∇`)ノ。

 4.尿の量により水分摂取を制限する。

 5.カリウム摂取を制限する。

 6.腎臓病の食事療法は高エネルギー、低たんぱく
    DMの場合はカロリー制限をする。

 7.医療用特殊食品をじょうずに利用する。
    当家では「げんたシリーズ」を利用しています。

  低蛋白 低カリウム(野菜、果物は茹でること) 低リン(卵の黄身、芋類、豆類はリン多い)と更に難しくなる、
 カロリー計算にさらに上乗せ はじめは大変でした。
野菜は細かくきざんで水にさらすだけでもカリウムが低下します、カリウム摂取が多いと心臓に負担がかかる。
 蛋白質については例えば体重60kgでしたら一日約70gは摂取できますね、
  なぜか、蛋白質が老廃物と結合するからで、この効果で透析もきちんとかけられる分けですね。ハイ

水分と塩分
 成人は体重の約60%は水分、このうち血管の中の水分(血漿)は、5%程度。
  この血漿内の塩分一定量は「1L中に食塩8gの割合」が含まれています、これを越えると
 水分が欲しくなる 透析の合併症を防ぐために塩分摂取量に気を付けましょう。
   ですから 「しお8g=水1L=体重+1kgと心得よ!」 
    一日の水分摂取量は800oリットルに制限、食物はその70%が水分とゆうことです、
     でも 塩分を取りすぎると水が欲しくなります、Dママもこれを気おつけてます。
      これ お助け調味料のだしわり醤油 低タンパク 低ナトリウム 低リンの製品。

※至適タンパク量の計算機が診断コーナーの「ドライウエイト?」にございます。

●カリウム
 高カリウム血症を防ぐ為制限する。多すぎると心停止にまで至る。
  一言:発熱でもカリウム値は上がります。
カリウムを減らす工夫(とにかく茹でること)
 小松菜などの葉菜類は茹でて水にひたして よくしぼる。
 問題は人参、豆類、芋類、カボチャ、など根菜類ですが薄くスライスして茹でる。
 これを冷蔵庫(又は冷凍)に保存して少量ずつ使います。
  シャキッと野菜(キャベツなど)が食べたいときは細かく刻んで
   たっぷりの水につけて よく水をきって召し上がれ。
 果物は?
 私の方法はりんご等は小さく切って茹でてしまいます、冷蔵庫に保存して少量ずつ使います。
 後は缶詰を利用しています、汁を捨てて具は一度洗う。←(昔 某大学の栄養士さんに聞きました)

●タンパク質とリン 
 リンはタンパク質1gあたり1.0〜1.5%含まれています。
  肉、お魚、牛乳、チーズ、など動物性タンパクでは1gにリンが約2.0%含まれています。
   食品添加物のリン酸化合物からも15%程度の摂取量を含みます。
 特にタンパク質を多く摂取し過ぎるとBUNやリンが増加し身体が酸性になり臓器がダメージを受けたり
 リンは甲状腺ホルモンを増加させたり、カルシウムと一緒になり骨以外に沈着し合併症の元となります。
 で、その他特殊商品を利用しましょう、リンとタンパク調整食品リンクの部屋にございます。
*資料
 リン摂取量(900〜1200)×7日=6300〜8400mg
      (6300〜8400)−(5100〜5800)=500〜3300mg
                      1週間で体内に蓄積する量は↑ 
 リンは便中に400mg/日排出、透析1回で1000mg除去、週3回透析1日約800mg除去。
  目安血中リン濃度を透析前6mg/dLとする。

リンについて 
 大部分のリンはカルシウムと結びついて骨の中にあります。リンは、細胞内でのエネルギー代謝に関わったり、
 細胞膜の成分として重要な働きをしています。
 日本人のリン摂取量は1日900〜1200mg程度で多くとっても(*資料:参照)排泄されます。

 リンが多い食品 
 スナック菓子や冷凍食品などはけっこう多いのです。添加物の「リン酸塩」など。
 100g中に含まれる量は
  冷凍ハンバーグ・・・・・約130mg 冷凍ミートボール・・・・・・約110mg
  冷凍フライドポテト・・・約 50mg 冷凍鳥の唐揚げ・・・・・・・約100mg
  レトルトカレー・・・・・約 70mg ホテトチップス・・・・・・・約105mg
  コーン系スナック菓子・・約 45mg コーラ(こーらいけね〜)・・約 32mg
 何処かのTVでハムが良いなどと放送していたが添加物に御注意を・・・

リンが体内に蓄積すると何が起こるのか?
1.異所性石灰化(骨がもろくなります)
 リンはカルシウムと結びつく性質があります。多く摂取し過ぎると「高リン血症」となり、骨以外の所で、
骨のように硬い石灰化を起こします。
 関節周囲に起こると関節の痛み、皮膚に起こると頑固な痒みなどの症状が現れます。
 脳血管に起こると脳梗塞、冠動脈に起こると心筋梗塞など、生命に関わる合併症を起こす可能性があります。

2.二次性副甲状腺機能亢進症(副甲状腺が肥大すること)
  「副甲状腺ホルモンには骨を吸収する作用があります」
 副甲状腺ホルモンの分泌が増加し、副甲状腺自体も少しずつ肥大します。副甲状腺ホルモンの影響により
血液中のリン、カルシウムが増加し1.異所性石灰化が起こりやすくなるのです。
 食事療法でリン摂取量を減らし、どうしても多くなりがちですと炭酸カルシウム薬を服用し腸管から吸収
されるリンの量を減らす事です。

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