消化器科
◆胆のう検査 胆汁の流れが悪くなる(自覚症状:痛み、胸やけ、吐き気)原因は胆石腫瘍が出す分泌物が胆管をつまらせる、 腫瘍(胆石保有者は注意)の場合は自覚症状は無く(症状が出たら手遅れ)エコー検査などで見つかる事が多い。 腫瘍の大きさは1p以上では悪性の確率が高くなります。 一言!お腹の痛みの原因は胆管が詰まり、圧迫されている状態です。 原因 脂肪成分の多い食事が第一の原因。胆汁の中で成分バランスが崩れるとコレステロールが析出し、胆石を形成 してしまいます。肥満やカロリーオーバー食、脂肪の摂りすぎ、胆嚢のはたらきが異常などが関わり合います。 下の図の赤い部分ですが 十二指腸乳頭近くで胆管と膵管が交わるのが普通ですが 生まれつき長い方 が居ます、赤い部分が長いと胆汁と膵液が混ざり合った物が胆管側に逆流し胆管、胆嚢、肝臓などの細胞に 長年にわたり悪影響を与え腫瘍、胆石などをつくる原因になります。胆汁と膵液が混ざり合った物は消化液で 食物などを溶かす液体です。 胆石の種類 コレステロール系石は胆嚢の中に発生する事が多いです。 色素系石は胆管内に形成されることが多く、発生に細菌感染が関与する事が多いです。 特にDM(糖尿病)の方は胆石の発症率は高くなりますよ。 ↑拡大図 1.超音波内視鏡(EUS)内視鏡を用いた 超音波検査。 胃カメラの先端に小型超音波装置の付いた物を飲む。 2.内視鏡的膵管造影(ERCP)内視鏡を用いた 造影検査。 十二指腸乳頭から細い管(カテーテル 1oあるが)を入れて造影剤を注入し レントゲン写真を撮る。 この検査で胆管内に異常がないかをみる。(終了後 総胆管が多少腫れる) 0.5oの穴に1oのカテーテルを使うので まれに入らない場合がある、また 胆管ではなく膵管側に 入ってしまう事もある。 3.検査の合併症 内視鏡による管壁の損傷。処置・・・安静と絶食。 約1%の方が急性膵炎となる。処置・・・点滴治療、1/1000の確率で重症化。 4.異常があれば 開腹下胆嚢摘出術(胆嚢切除、胆管切除)リンパ節あるいは 肝臓の一部も削り摂る。 5.高密度CT検査 胆のうの働き 長さ7〜10cm、幅2.5〜3.5cm、容積40〜70ccの茄子のような形の器官である。 胆汁はいったん胆のうに溜められ(濃度を増す)食後2〜3時間後に十二指腸乳頭から膵液と混ざり腸内に 分泌されます。オッジ氏括約筋とよばれる筋が胆汁をしぼり出します。 胆汁の成分は胆汁酸、リン脂質、コレステロール、胆汁色素などの有機成分が含まれ黒っぽい色をしています。 便を黄色くするのは この胆汁なのです。 |
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