総合内科

★糖尿病のおかげで人体の知識が持てた。★


総合内科

●心臓 
 心臓は血液を送り出すポンプの働きで冠動脈から栄養と酸素を受け取りエネルギー源としている、
 血管は血液が通っているパイプです。
 血液を送り出し、また、戻すことだけなら血圧が120mmHgもあれば十分なのです。しかし、
 血圧が高くなると非常に強い力で心臓は収縮し働らかなくてはいけません、高血圧などですと
 ポンプとして心臓は早く傷んでしまう、普通なら80年以上の耐用年数があるのに対し、50年
 〜60年になってしまう。「運動も休み休みやろうね」急はダメ!スポーツ選手は特別よ。

  ペースメーカーについて(ご存じない方へ)
 心臓ペースメーカーが必要となり植え込み手術を受けた方は「障害者1級」となります。
 電車内や街で健常者と変わりなく見えてもペースメーカー使っている方がいる事をお忘れなく。
 (資料:空中線電力の出力は 携帯電話:0.8W、PHS:0.05W)
 携帯電話の影響は知られていますが心臓ペースメーカーの反対側の腕での使用と30cm以上
 放して使用する事ですが お店の万引き防犯装置でも故障した報告もあります また最近はやり
 の「オール電化」IH調理器や電子レンジにも注意が必要ですね。
  主治医の説明
 「マスコミが少し騒ぎすぎています。そんなに神経質にならずに生活出来ますよ」

●動脈硬化
 「運動中、それ以外の突然死は身体のなかでこんな事が起きている」
 動脈内には内皮細胞があり内圧が高い状態が続くうちに、内皮細胞にヒビが入り、そこから脂肪を
 たらふく食べた(^〜^)モグモグ マクロファージ細胞が染み込んで行き、いったん突破口ができると
 ドンドン染み込み、血管の中膜にマクロファージが増え、平滑筋(血管を収縮、拡張する筋)
 カルシウム、グルコース、コレステロール、中性脂肪、尿酸なども侵入沈着するようになり、進行する
 と血管内壁が狭くなり、閉塞し脳梗塞 心筋梗塞になるのです。

●虚血性心疾患
 健康な人が突然亡くなる原因の一つで色々な病気が含まれている、まったく無症状な無症候性でじわじわ
 と血管のが狭くなり栄養と酸素が少なくなり激しい運動や入浴で心停止となる、筋肉に必要なカリウムの
 バランスが悪くなったり心臓の酸欠などです。(無症候性とは心筋虚血。下肢に浮腫がでたりするが)
 その他 発作をくり返す狭心症や心筋梗塞を原疾患がある場合です。
 原因は近年の食生活欧米化にあり動物性脂肪を多く摂取するようになった事+運動不足です。


●風邪をひく? かぜは万病の元である。
 「風邪ひいたぐらいで会社休むなよ」いいえ休みましょう。休んで抵抗力をつけましょうね。
 かぜは空気感染です、クシャミや咳をしますね それを吸い込む事により感染するのです。

インフルエンザとかぜの違いは?
        風邪は         インフルエンザは?
症状     鼻水、鼻閉    発熱、筋肉痛、関節痛、時には下痢も
悪寒      軽度             高度
熱       微熱          38〜40℃以上
合併症     まれに        脳症、肺炎、気管支炎
病原    ライノウイルス      インフルエンザウイルス
      アデノウイルスなど
 注!風邪の症状が無いのに発熱した場合は 内臓(肝臓など)の疾患が考えられます。
インフルエンザウイルスはA、B、C型に分類されます。A型はAソ連型とA香港型です。
こいつら風邪菌どもは寒くて乾燥した場所が大好きである。睡眠不足のあなた、狙われますぞ。
 こんな時には「ムチン」を摂ろう
 オクラ、ヤマイモノ、サトイモ、モロヘイヤ、ナメコ、アシバタ等々のネバネバした食べ物に多く含まれる。
 風邪を引きやすい人、疲労倦怠・体力低下、大酒のみ、肉や魚の好きな人にはお奨め(⌒ー⌒) ニヤリ
 その他の効果は腎臓・肝臓の機能向上、細胞を活性化し老化防止、唾液腺ホルモン分泌を促し食欲増進と
 便秘の解消、たんぱく質分解酵素を豊富に含み消化吸収を助け、スタミナ増強、なんとムチンはガンの転移
 を防ぐのでは?との研究報告もされています。

●肺炎
 ●肺機能●
  肺活量(VC) 男・・・3500cc 女・・・2500cc
  1秒率(FEV 1.0m/m) 80%以上  

 病原微生物(マイコプラズマ、クラミジア)の感染によりおこる肺の炎症が肺炎です。うち院内肺炎は
48〜72時間以上入院している人おこる肺炎で 市中肺炎は普通に生活していてかかる肺炎 また、風邪
をこじらせたりインフルエンザなども肺炎を起こす原因です。
 細菌の感染による肺炎は依然として死亡率の高い病気で 糖尿病、心不全その他の病気で体力が衰えている
人やガンの治療を受けている人、手術後の人、高齢者などは治療がむずかしく重症になりがちです。
★症状
 激しい寒け、39〜40℃の熱、呼吸にあわせて胸の痛み、呼吸困難、咳、痰、鉄色をした血痰などです。
血液中の酸素濃度が低下し(低酸素症)で意識混濁、妙なことを言ったりします。
★検査
 X腺検査と血液検査(細菌検査をする)
★治療
 安静が大切で 入院治療が原則です。期間は完全に直りきることが原則で 高齢者は比較的入院期間が
長期間必要になります。
 薬物療法は ペニシリン系、セファム系の抗生物質を静注や点滴注射で行うが これらの抗生物質が効か
ないことがある(グラム陰性桿菌の場合)ときはアミノ配糖体系抗生物質を併用することもあります。
  (一般的な点滴は薬物と栄養で約200kcalです。おにぎり一個ぶん程度)
 炎症を鎮めるために 非ステロイド系抗炎症薬、喀たん溶解薬、たんぱく融解酵素薬用いることもあります
重症の場合は、ガンマ・グロブリン製剤を併用することもあります。
 より多くの栄養が必要な場合は、首、肩、足の付け根などの冠静脈にカテーテルを挿入し 濃い点滴を投与
する方法もあります。腕の血管は細く 濃い点滴(栄養満点)をしますと血管が閉塞を起こすためです。
  (濃い点滴(中心静脈点滴)は薬物と栄養で約1000kcal+出来れば軽めの食事)
 重要な療法として酸素療法(唇や爪が紫色のなるチアノーゼの時)と気道確保です。


●免疫システム 
体液性免疫 B細胞が主役となる免疫作用
 抗原をもつ病原体(異物、微生物)が侵入してくると、そこにB細胞が集まってくる。抗原と出会い、
大型の免疫芽細胞に変わり、ヘルパーT細胞の助けを借り形質細胞(プラズマ細胞)に分化し抗体を生産
する能力をもつわけ。抗体の本体とはB細胞の表面が変化したもので これを免疫グロブリンと言う。
放出された抗体は結合して病原体を1つずつ取り囲み、分解する。

細胞性免疫 抗体を作らない、T細胞とマクロファージが直接病原体を攻撃します。
 この免疫作用はウイルスや、結核菌など細胞の中で増殖する病原体、腫瘍に対する抵抗力、他、臓器移植の
際に起こる拒絶反応の原因にもなります。
 病原体が侵入、ヘルパーT細胞は、ある種のT細胞に働きかけ攻撃力をもたせます。攻撃T細胞は
キラーT細胞と呼ばれ、直接病原体を攻撃します。武器はパーフォリンたんぱく質です。
 他の種のT細胞はマクロファージを活性化し、活性化マクロファージは病原体を食い殺します。

HIV(Human Immunodeficiency Virus)エイズ「後天性免疫不全症候群」
 こいつの正体はレトロウイルスです。レトロウイルスは逆転写酵素を使って自分のRNA情報を、他の細胞の
DNAに写してしまう。こうして誤った遺伝情報を伝えてしまうのです。HIV以外でも多種存在する。
 HIVの標的はヘルパーT細胞で ヘルパーT細胞が存在しなくなると リンパ球は抗体を作り異物を
攻撃出来ず、直接攻撃も出来なくなり体は無防備の状態にさらされます。すなわちHIVはヘルパーT細胞の
DNAに姿を変え、何かのきっかけで増殖し始め 免疫構造が破壊され、脳障害、腫瘍、日和見感染症などを
起こします。
 侵入方法はヘルパーT細胞のある種の受容体から細胞内に入り込む。
 HIVウイルスは表面に無数の糖タンパク質の殻でおおわれており、中にタンパク質の円筒形カプセルがあり
その中に 2本のRNAと逆転写酵素(球状)が入っている。
 感染の心配の無い日常行為
 1.蚊に刺される 2.体の接触や握手 3.コップ等の共用 4.くしゃみ、せき 5.軽いキス
 6.風呂(共同浴場など)やトイレの共用

ブラウザーの戻るでも
Copylight(C)2002_2007 Diroom All Rights Reserved.