耳鼻咽喉歯科
●歯について(歯科・口腔外科)
糖尿病(DM)の患者さんの場合。
糖尿病ではない人と比べると・・・
歯周病になる危険性は→2倍
重篤な歯周病進行の危険性は→4倍
重度歯周炎になりやすく、歯周感染になると血糖コントロールに悪影響を及ぼすことが
明らかになった、これは第6番目の合併症となる。
血糖コントロール不良では・・・むし歯(う蝕)が多発する。
虫歯抜きま〜す( ;~_)-∝0; )イタイヨォ〜
多尿による唾液分泌量の減少
唾液中のグルコース高くなり唾液が酸性に傾く
甘い物を食べ過ぎて虫歯になると同様、大切な歯を自ら融かしてしまうのである。
「血糖コントロール不良では原則として歯科治療を受けることができません」
感染症=高血糖となり悪循環の危険性が高くなるからです。
歯科治療を受ける際の目安は・・・
空腹時血糖 160mg/dl 以下であること
HbA1c 8.5% 以下であること
薬物療法をしている人は、薬の種類・量を必ず医師に伝える。
●神経障害が進むと?
「一度切れた神経は元に戻らない」
耳が遠くなる、臭いが変(嗅覚障害)、味がわからないなどの症状が現れます。
耳
耳は鼓膜の振動を耳小骨を通じ音を聞き分ける。
三半規管により三次元(X、Y、Z)で体のバランスをとる。
「めまい」
一般的に慣性により平衡器官内のリンパ液がしばらく動き、細胞を振動することにより起きます。
生理的障害により起きる目まいに、メニエール病があります。急に激しい目まいに襲われるのが特徴。
ひどいときには、起きれれなくなったり、歩けなくなったりします。
嗅覚障害
「嗅粘膜は脳に直結していることをお忘れなく」
鼻については何時でも同じ臭い(..=) (=・・=) (= ¨ ) くんくん がしたり感じなくなる。
中枢性嗅覚障害・・・神経伝達メカニズムの何処かに障害がある。
神経性嗅覚障害・・・嗅神経が臭いを嗅覚野に伝えていますがここに障害がある。
混合性嗅覚障害・・・嗅粘膜性、蓄膿症などが原因で嗅粘膜に異常がある。
呼吸性、鼻茸などにより鼻の通りが悪くなる。
嗅覚障害の治療は鼻にステロイドホルモン剤を点鼻します。
口臭
病的口臭、いちばん多いのは、歯槽膿漏、歯肉炎、口内炎など、または、蓄膿症、萎縮性鼻炎、気管支炎、
肺炎など、呼吸器に起こる腐敗性炎症、食べ物が胃に中で異常発酵する胃の病気、糖尿病も。
注意!心因性(本人が臭いと思いこんでいる)のもの、精神科医に相談して下さい。
味覚異常
亜鉛(ミネラルです)不足によるものが一般的ですが、神経障害の場合もあります。
味覚は鼓索神経または舌因神経を通じ、大脳の味覚野に信号が送られます。
乳頭
舌の上に並んでいるブツブツした細かいやつ、この中に「味蕾」という味を感じる部分があります。
葉状乳頭・・・舌の両サイドにあり酸味を担当。
有郭乳頭・・・舌の奥にあり苦味を担当。
茸状乳頭・・・舌の先端にあり茸の形、甘みを担当。
糸状乳頭・・・舌の中央から前で両サイドにあり塩辛味を担当。
その亜鉛不足が進むと環境汚染やウイルスへの耐性も弱まり、味覚異常はもちろん発育不全、抜け毛、肌荒れ
などをまねきます。食材としては、ワタリガニ、カキなどは多く含みます。
成人1日の所要量
男性・・・・・12mg
女性・・・・・10mg
●唾液に含まれる成分と働き
★外分泌
「酵素たんぱく質」でんぷんを分解するアミラーゼ、細菌に抵抗するリゾチームとラクトベルオキシターゼ。
「たんぱく質」味蕾の働き敏感にする(亜鉛と結合して)ガスチン、カルシウムと結合し歯を強くするスタテリン
鉄と結合し細菌の発育を抑制するラクトフェリン。
「免疫グロブリン」細菌に抵抗するIgA。
★内分泌
「ホルモン」皮膚、歯、口腔粘膜、胃腸、血管などの細胞増殖促進をするEFG(表皮成長因子)
神経節や神経線維の成長促進をするNFG(神経成長因子)
DMは口の中、歯周病にも十分注意する事ね〜フフフ ( ̄+ー ̄)キラーン |