心経の無について

般若心経の『世の中はすべて無である』と言う言葉は無常観に聞こえますがそうではありません。
宇宙創生と云う壮大なドラマは無から有が生じた。逆に、有はいつかすべては無に戻る?

しかし、‥‥
一度出来たものは元には戻りません。
試行錯誤しながら、揺らぎながら前進するものです。

人は死んだと思ってもいつの世にか全く別人になって生まれ変わる。
別人だから輪廻転生ということにはなりません。新地新生です。

全く別人になって生まれ変わる。
けれども、前世に得たものは別人になって生まれても引き継がれる。
勿論、別人だから前世の自分ではないから何も記憶が無い。

いつもゼロ(無)からの出発では宇宙が前進しません。
死んだらすべてが無とは思わないで下さい。

それが宇宙創生の原理であり宇宙創生の神の為す業だから。