秘湯の秘密
三十数年前、尾高温泉を掘った道具と源泉、ボイラーを紹介します


菰野石の岩風呂

38度ぐらいで30分も入ると汗たらになる。
翌日まで体がカッカしている。

元湯紅雲亭
尾高高原温泉T号井戸
 アルカリ泉 pH 8.7 、Na+ 1.5.8mg..他
(科学技術振興センター・平成16年5月24日検査結果)

◎温泉の分類
pH8.5以上 アルカリ温泉
 pH8.4〜PH7.5 弱アルカリ温泉

 

   
ビットA

これはビットと呼ばれるものらしい。
250個ぐらいある。
何せ相当深く掘ったらしい。
 

   
ビットAのうち、大小2個

これはビットを近くで写したもの。
ネジ釘を2本置きました。
ほら、その先端に四角い超硬合金が光っているでしょう。
 

   
ビットB 

これもビットなのだ。3つのグリグリが回転しながら掘ってゆくらしい。
中心にどろどろした液状のものを循環させるんだ。
これは高価なビットらしくて残されている数は少ない。

  
道具類

筒を回転させながらどろどろした液状のものを循環させ先に付けたビットで岩を砕いてゆく。
筒は効率よく岩を切削するために工夫されているらしい。
大地に穴をあけるのも大変らしい。

ラヂュウム泉

自噴しているラヂュウム泉なのだ。
こちらは無色無臭でサラサラした感触である。
1年ぐらいはこれを引いて家の中でお風呂に入れていた。
     

 
含硫アルカリ泉

もちろん、こちらも自噴している。
昨年、愛知県津島市の横清商会さんで手入れをしてもらった。
横清さんは出なくなった温泉を甦らせる名人なのだ。
今はこちらを利用しています。
横清さんには大いに感謝している。
   

燃料は灯油 
      

ラヂュウム泉も含硫アルカリ泉も冷たい状態で湧出してくる。だから、加熱しなければならない。やっぱり、こういう鉱泉には熱源には灯油バーナーが良い。      

風呂釜は長府ボイラー
      

周囲には木がいっぱいあるので木材も燃料にしたい。そこで灯油と木材の兼用ができるボイラーを選んだ。ただ、小さい方を買ったのでやや火力不足でなかなか沸かない。

 


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