わたしのねがいは...
 
 
 
一等星光って
大きくてダイヤモンドみたい
「墜ちてきたらいいのに」
キミは手を叩いてはしゃいだ
本当ならいいね、
キミの言葉が全部
叶ったらいいね。
 
願いは詞
想いを込めればきっと叶う
ならボクは何を願おう。
 
遠くのほうで山が燃えて
その直前に見た瞬きもできない流星群
「キレイ」
感嘆の言葉はその後を知らない
それでもいいから
キミのためにもう一度降って。
その一瞬だけ手をつなげるから
 
願った言葉は何処
贈った言葉は何
望んでいたのはどれ
キミの中にある言葉だけ
「墜ちてくればいいのに」
キミは泣いて、
そっと手を握って。
本当に墜ちてきたら
 
そっと手を握って
願いを口にして
キミの願いは叶わない
知っていても今日だけは
星空の灯りで眠った。