症状1
ぐるぐるまわった螺旋階段
キミの三半規管と同じに目が回る
くるくる下りてパパに怒られる
手すりを滑ってママに怒られる
早く下に行かないと僕の頭も同じになるのに
ガラガラ声の蟾蜍
キミの掠れた声にそっくり
蛙が啼けばきっとセクシー
だってキミの泣き声と一緒だから
溝に入って何匹だって捕まえるよ
誰にもキミの声を聞かせたりしない
どこまで堕ちようか
どこまで堕ちたいの
キミは貪欲な大きな羊
いつだって一番を狙ってる
いつも怯えているのに
逃げたいのに
逃げられないと
僕の持つ樫の杖を見てる
いつ振り上げられるのかって
だから唇は真っ青
僕はこんなに夢中なのに
僕はこんなにキミのこと考えているのに
キミをどこまで堕とそうか