落陽
 
 
 
太陽が昇る
窓から見える朝焼け
このまま私の目も焦がして
何も見えなくなればいい
 
陽はまた落ちる
1日も同じ日はないと
神は私に言う
すべて同じ日だったのなら
慣れと怠惰で悩むことはないのに
 
それでも陽は昇る
あの紅を見て
何かを思わない人はいない
そのまま洗い流して
生まれ変わることが出来れば
 
太陽が落ちる
同じではない紅の名残
いつまでも続く
消えていなくなるまで
 
太陽は沈む
この先何があったとしても
何もなかったとしても
白い闇夜に紛れながら