いらない。
そんなコトバで拘束してた
何も知らなくて
何も知りたくなくて
目の前にある世界を見てはいなかった
笑った顔はいつも同じで
時間が繰り返されているぐらい
 
安堵した日はなかった
素直になれた日もなかった
あるのはいつだって見えないモノで
脆い、壊れやすいモノで
傷をつけないように必死だった
まわりが見えなくなっても
抱きしめることで精一杯だった
 
望んでほしかった
見てほしかった
私はここにいるから。
探してほしかった
 
空は赤くなって
やがては沈んでゆくから。