満潮
 
 
 
満月の夜に彼は起きて
新月の朝に還ってゆく
バイオリズム
ずっと続く日常
それでも哀しい合間
離れていく
体温が消えてく
 
新しい絵を描いたなら
雲の隙間から照らして
あなたに優しい時が続くようにと
 
あなたが僕を忘れなければいいと