袖を濡らすのは
落ち葉に滴る雫
世界にはアダムとイヴ
裏切りが悲しい
今にも
雫を飲み干せそう
そうしたら
私も蛇の傍に侍るのだろうか
代償はあなたで
得たものは自尊心で
役に立たないガラクタばかり集めてる
そんな私は毒にまみれて
拭いきれない黒を纏っている
 
落とせないから
もう会えないね
恥ずかしいから
傍にいられない
壊れない、壊せない、壊したい、
壊してよ
固まってしまった最後の一滴
私は裸だから手を伸ばせない
見えるのに追いかけられない
ここでは
あなたから見えない
 
その木には
触れないでよ