2004年10月13日 |
大会委員長 D-LAB |
「水」大賞 | Goryu@湖面の情景 |
◆得点24◆ 大賞受賞おめでとうございます。 最高得点の24点を獲得し、見事2度目の「大賞」受賞です。 ここは山梨県の富士山の麓にある富士五湖の1つ『精進湖』です。(←何故か詳しい委員長) 湖水温度が気温より高くなり、風の無い時に限って現れる水面の霧(靄)の効果を、朝日の光を上手く使って神秘的に表現されています。 釣り人は独りだけなのに、次の瞬間に「明るい未来」を予測できる、なんとも気持ち良い作品に仕上がっていると思います。 |
「水」優秀賞 | コーミン@夕焼け直前の海 |
◆得点22◆ この作品の大きな魅力は、「不安の中の一光」だと思うのです。 全体的に天災を予感させるのですが、それを克服してくれそうな「光」に救いの期待感が盛り上がるんです。 怖いもの見たさの好奇心と、アンカーとしての太陽の光や偉大な海に、素直に安堵を求められる「陰陽」をバランス良く写した逸品であると思います。 |
「水」準優秀賞 | あいこ@灼熱の恋 ! |
◆得点21◆ 人間のDNAに刷り込まれた古代からの記憶が魅了する炎! 神をも感じる驚異と共に、「火」への畏敬の念を感じることができます。 川面に映る炎と現実の炎は、現実と非現実を同時に感じることができます。 燃え上がる炎に「恋」を具象化しているコメントを添えての投稿ですが、人の『生と死』を暗示させているのだと感じました。 |
「水」準優秀賞 | 絵夢@水に写る水色 |
◆得点21◆ 写真に似合った画題を考えたら、もっと滲みてくる作品になったんじゃないかしら? そうは言っても、メルヘンであり異空間な魅力に圧倒される作品です。 しんと静まった初秋の紅葉も効果を高めているようです。 実は、このロケには私も同行しているのですが、何処を切り取っても魅力を感じるじゃないかと思う天候と場所でした。 ところが何処でも良い訳じゃなくて、一番イイ所を探して切り取らないと写真にならないのです。 そう言った意味でもベストな切り取りに絵夢さんの感性を発揮できた作品であると思います。 |
「水」情景賞 | ドラゴンまん@サクラ |
◆得点20◆ 中間的な色調やコントラスト、グラデーションによって、桜の花は、けっしてピンクではないのにピンクだと感じさせる力を持った作品だと思います。 上部に配置したシンメトリーな表現や、センターに人物を配置したことにより「時」の流れをも感じさせてくれます。 彩度が高く、高コントラストな写真が好まれる昨今ではありますが、この作品に多くの人が投票した事は、この大会の参加者の見る目が本物である証拠だとも言えると思います。 |
「水」アート賞 | まりん@水の流れに身をまかせ |
◆得点20◆ 何が写っているのだろう・・・? 花が水面に揺られているのかしら?? と、想像しながら、解らなくても欲求不満にならない。 理解できなくとも雰囲気で満足してしまう力を持った作品です。 もしこの作品が水平を基準にしていたら平凡になっていたかも知れません。 斜めのベクトルが動きを誘発し、この場面へと無意識に引き込まれてしまう快感を感じてしまうのです。 |
新人賞(豊かな発想賞) | TandM@実り |
今回の大会に投稿された唯一の組写真!! 一回のロケでは表現出来ない、水に育まれた稲の成長をさらりと表現しています。 しっかりとした、共通な「意図」を感じられる優れた発想や感性を感じる、バランス良い組写真だと思います。 |
プッカ賞 | ひめ@脱がされて |
あと20cm引いて撮ってくれたら、(^-^)マークが少なくとも2つは増えたでしょう。(笑) しかし、この洗濯機の流転を敢えて撮るユーモアセンスは徒者ではないと思うのです。 それと、オジサン連の(Hな)下心を誘発させる仕掛けは、撮影者が女性だからこその特権ですね。 ついつい、この黄色の物体が「生下着」であることを願ってしまう私も、タダのすけべオヤジとして、薄くなった頭皮をポリポリと掻いてしまいました。(自爆) |
委員長特別賞 | 大阪のジョン ウー@雨 |
本当に委員長の好みで選ばせていただきました。 一般的ではないかもしれませんが、個人的に生活感が溢れ出る写真は大好きなんです。 雨の日の仕事。 傘の代用品の発泡スチロール・・・ 合羽、長靴、タクシー、街灯、ビル・・・そして遠くを見詰める彼の視線の方向に、何を見たのか! じわじわと迫り来る今生きている「実感」が心を揺さぶります。 |