桑名
桑名
『東海道五十三次之図』 桑名
桑名
桑名宿は、桑名藩・松平家十万石の城下町で、宮宿との間は海上の渡し「七里の渡し」で結ばれていた。 海が荒れると海難事故も多く、東海道の難所の一つとされていた。七里とは、宮宿との距離が7里であったことに由来する。 ここは伊勢参りの東の玄関口でもあった。この図の題名は「七里渡口」。七里の渡しを越えて桑名港に着いた船が帆を下ろし、 旅人たちが外の景色を見ている様子を描いている。後のお城は桑名城。