池鯉鮒
池鯉鮒
『東海道五十三次之図』 池鯉鮒
池鯉鮒
池鯉鮒(ちりゅう)は、古来知立神社の神主の氷見氏の居館・知立城を中心とした村落で、三河木綿の集散地としても盛え、 その運搬に馬市が立つようになった。慶長6年(1601)に東海道の宿駅とされた。 知立神社の御手洗池に鯉と鮒が沢山いたことから、それ以前の知立という地名が池鯉鮒に変えられた(現在は元の知立に戻されている)。 この図の題名は「首夏馬市」。宿場の東はずれで毎年首夏(陰暦四月)の二十五日から十日間行われていた馬市の様子を描いている。