白須賀
白須賀
『東海道五十三次之図』 白須賀
白須賀
白須賀宿は、遠江国の最西端に位置し、元々は海岸近くにあったが、宝永4年(1707)の大地震と津波で大きな被害を受け、 その後潮見坂の上の高台に移された。この図の題名は「汐見坂図」。 潮見坂の上方にある白須賀宿を立ち江戸に向う大名行列の一行が潮見坂を下ってゆく様子を描いている。 潮見坂は、東の荒井宿方面に向って下り、遠州灘や沿岸の漁村が見下ろせる絶景のポイントであった。