浜松
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『東海道五十三次之図』 浜松
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浜松宿は、浜松藩の居城・浜松城を中心とする城下町で、東海道でも大規模な宿場であった。 上方へ向う旅人は、諏訪湖を源流とする天竜川を越えて浜松宿に入る。 この図の題名は「冬枯ノ図」。寒々とした冬の田んぼの風景、杉の大木の下でたきびをする農夫たち、 立ち止まってきせるを片手に暖をとる旅人などを描いている。浜松城と浜松宿の家並み、その向うに遠州灘が見える。