由井
由井
『東海道五十三次之図』 由井
由井
由井宿は、駿河湾の海岸沿いにあり、蒲原宿からわずか1里と五十三次の中でも宿場間の距離が最も短い。 この図の題名は「薩た嶺」。海に切り立つ薩(さっ)た峠の断崖近くで、駿河湾越しに雪を抱く霊峰富士の姿を望む旅人の様子を描いている。 富士の下方右手の山が、宝永4年(1707)の大噴火で有名な宝永山。