小田原
小田原
『東海道五十三次之図』 小田原
小田原
小田原宿は、大久保家十一万三千石の城下町で、江戸を発ってから初めての城下町でもある。 幕府は、江戸防衛のため酒匂川(さかわがわ)に架橋、渡船を許さず、このため酒匂川を人力で渡らなければならなかった。 この図の題名は「酒匂川」。蓮台や肩車で酒匂川を越える旅人や人足の様子を描いている。江戸方面から来てこの川を越えると、 小田原宿に入る。険しい箱根山の麓に小田原城や小田原の宿場も見える。