藤沢
藤沢
『東海道五十三次之図』 藤沢
藤沢
藤沢宿は、慶長6年(1601)に設けられた宿場で、鎌倉時代から時宗総本山遊行寺の門前町として栄えた。 この図の題名は「遊行寺」。境川に架かる大鋸(だいぎり)橋(現遊行寺橋)あたりから見た宿場と、山上の遊行寺を描いている。 川の手前に江島神社の一の鳥居があり、ここから江の島に通じる江の島道が分かれる。 江の島までは約1里。遊行寺を眺めている江ノ島詣での座頭4人連れ、橋を渡る大きな木刀を担いだ大山詣での職人なども見える。