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私の見た中国 〜北京留学記〜
By ゆきんこ
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執筆者紹介
;ゆきんこ
;2002年2月〜2003年2月
;北京師範大学留学
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第一回 寮生活(2002年10月)
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なぜ“留学”を選んだかというと、国内では学べる範囲が限られているし、話す機会も断然増えるだろうと思ったから。 でも何と言っても、‘中国での生活を体験してみたかった’というのが大きな理由かもしれません。
今、大学の留学生寮に住んでいます。私のルームメイトは韓国人とスイス人。
寮は特殊な空間。様々な国の人間が同じ屋根の下で暮らしているので、ちょっとした発見ができます。 例えば、‘日本人はやっぱりきれい好き’とか、‘韓国人は自分でご飯を作って食べるのが好き’とか…
現在、大学内は韓国人の留学生が一番多く、次に日本人。そういうわけで、韓国人と日本人が同じ部屋になる確立が一番多くなります。
韓国人と日本人とを比べてみると、生活習慣は大差ないかな?でも日本人より開放的な傾向がある気がします。
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北京の10月
今、北京の気温はとても低い!天気予報によると最高気温が8℃…
香山公園の木々も紅葉し始め、“紅葉節”が開幕しました!
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第二回 銀行にて(2002年11月)
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ちょっとばかり前のことになりますが、夏休み中、旅行に行くため、両替をしに中国人民銀行に行きました。10万円のトラベラーズチェックを差し出したら、1万円分の人民元が戻ってきました。
どう考えても、これは銀行員が間違えていると思ったので渡し返すと、その銀行員は何の態度も示さず、ただ
「1万円のトラベラーズチェックだと思っていた」
と言っただけ…。日本ではありえないですよね。しかもお詫びの一言もないなんて!
最近また両替に行きましたが、今度は合っていました。でもお札が5元札一枚ですむ所を、5角札10枚渡され、私のお財布はパンパンに。5元札があるにもかかわらず、5角札10枚とは…。理解しがたい出来事でした。
あと、最近、銀行を利用する際、初めに整理券を持たなくちゃいけないようになりました。この点は伊○銀行と同じですね。思わず、思い出してしまいました(笑)。
ところで!本日のネットカフェ料金はもちろんこの5角札で払いますよ!
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北京の11月
大学校内では、全ての“暖気”が入り、とても暖かいのですが、乾燥に悩まされています…
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第三回 暖気(2002年12月)
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12月15日、北京も雪が降りました!
松山で降る雪と違ってとても細かく、でも気温が低いせいか、すぐ積もってしまいました。
最近の北京の天候は曇り空、2,3日前は濃霧で昼間でも暗かったです。
北京は11月15日から一斉に“暖気”が入りましたが、一部の地区では何故か暖かくないそうです!管の故障らしいのですが、こんな寒い中“暖気”がないまま生活しているなんて信じられない!
最近報道されたニュースを一つ、紹介します。
河北省のある農村の小学校では、教室の気温は1℃しかないのに、未だに“暖気”がないまま授業を行っていて、生徒たちは厚着をして手や頬を赤らめて勉強しています。
レポーターが、「なぜ、この様な悪条件のまま授業を行っているのか」と校長に聞くと、意外な答えが…
「“暖気”は故意に入れていない。なぜなら、近年の気温はもっと低く、現在はまだ耐えられる」
とのこと.....
また、具体的に明言はしていないのですが、“暖気”も燃料が必要で、節約をしている旨の内容を言っていました。
こんな環境にも驚きましたが、生徒たちの真剣に勉強する姿に考えさせられるものがありました。
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北京の12月
寮の“暖気”はとても暖かく、薄着または半袖でも大丈夫!
北方出身のルームメイトはタンクトップを着ております!!
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