進級、新入園おめでとうございます。

初瀬基樹

昨年度まで75名だった定員を60名に落とし、環境も変わって新たな気持ちで 新年度を迎えました。環境だけでなく保育も少し変わります。これについては後日、改めて詳しくお知らせしたいと思います。何はともあれ、新鮮な気持ちで、また新たな一歩を共に歩みだしましょう。今年度もどうぞよろしくお願い致します。

「リスク」と「ハザード」

 昨年度の年長さんたちと一緒に卒園製作として「遊び小屋2号」を作りました。これに関し、数人の方から「柵はつけないのですか?」「危なくないですか?」というご質問を頂きました。おそらく、「危ない」という思いは、みなさんも多かれ少なかれ感じておられることでしょう。確かに、滑り台、及び屋上は「危ない」です。しかし、この遊具は敢えて危なさを用意しているということをご理解頂きたいと思います。

 そもそも「危険」はいつ、どこで、どんな形で子ども達の身に降りかかってくるかわかりません。ですから、子どもたちには教えられるものだけではなく、自分で危険を感じ取り、自分で身を守る力をつけて欲しいものです。そうした力はやはり、ある程度危険に接する経験が必要です。なんでもかんでも「あぶないからやめなさい」と管理してしまうのは簡単ですが、一生涯避け続けられるものではありません。病気に関してもそうですが、抗菌グッズばかり揃えても病気は防ぎきれません。むしろ丈夫なからだづくり、免疫力をつけることの方が大切です。それと同じだと思います。


 以前、育児講座で尚絅短大の浜崎先生が講師としていらしたときにお話を聴かれた方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、危険は「リスク」と「ハザード」という2種類に分けられます。ここでいう「リスク」とはある程度予測が出来る、あるいは感じ取ることの出来る危険であり、「ハザード」とは、あらかじめ予測の出来ない、感じ取ることの出来ない危険、取り去らなければいけない危険のことです。たとえば、釘が飛び出していたり、支柱が腐っているような遊具は「ハザード」です。

 さて、この「遊び小屋2号」は、冒険遊び場として有名な世田谷の「羽根木プレーパーク」というところにある「ウェンディハウス」を真似して作成しました。



以下にそのウェンディハウスの考え方を引用させて頂きます。


いかがでしょうか。こんな考え方も今の子どもたちには必要だと思いませんか? そして何より、繰り返し登ろうとする子どもたちの一生懸命な表情をご覧になってください。そして、登りきったときの満足げな表情を。「自分のやりたかったことが出来た!」という満足感、達成感は、日本の子どもたちに一番足りないとされている「自己肯定感」を育むことにもつながります。とはいえ、やはり、まだ危険予知の出来る子どもばかりではありませんし、小さい子も大きい子も一緒に登ったりしていますので、ちょっと油断した隙に・・・ということも有り得ます。そんなことにならないようにそばで大人がしっかり見守って行くつもりです。

「子どもの健全な育ちには欠かせない素晴らしい遊具だ」と思って頂けるよう、大けがなどのないように、充分気をつけていきたいと思います。




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