進級、新入園おめでとうございます!
初瀬基樹
昨年度12名の園児を送り出し、新たに3月に1名、4月から2名の新入園児を迎え、新年度は総園児数28名でのスタートとなりました。
3月のからたち会総会でもお伝えしましたように、わが園はこの4月から、これまで60名だった定員を40名に減員しました。さみしくなりましたが、考えようによっては、保育室や園庭は広く使えるし、どこかに出かけるにも少人数ですので小回りが利きます。園児が少なくなったことをマイナスに考えずに、プラスに考えていこうと思います。
最近は、新聞やニュース等でも、よく「待機児童」の問題が取り上げられますが、この「待機児童問題を解消する」という名目で、大都市などの一部地域では、世界と比べてもただでさえ低い日本の最低基準をさらに緩和して、狭い園舎にぎゅうぎゅうに子どもが詰め込まれています。
そのような状況を考えれば、わが園は園児が減った分、面積にも充分余裕がありますし、保育士も最低基準以上に配置していますので、1人1人に目を配ることもでき、今まで以上に、きめ細やかな充実した保育が出来るようになるのではないかと思っています。
さらに、河内には、海もあり、山もあり、川もあり、他にはない豊かな自然環境に恵まれています。「町の人口の30%以上が65歳以上」という超高齢社会の町ですが、裏を返せば、昔ながらの豊富な知識や知恵をお持ちの方がそれだけ身近にたくさんいらっしゃって、人材の宝庫でもあります。今後は、これまで以上に、こうした地域の特色を生かし、地域にもどんどん出かけ、地域の自然に目を向け、地域の人たちとの交流を深め、ますます地域に根差した保育園になれるようにがんばっていきたいと思います。
昨年度より、地域の「育児サークル」のお手伝いに職員を派遣し、地域の方と一緒に地域の子育て支援にも取り組んできました。今年度も引き続き「育児サークル」のお手伝いを続けながら、園の方でも独自にいろんな地域活動を展開したいと考えています。「園庭解放」や「一時保育」、「育児講座」などといった活動にも力を入れ、地域の、保育園に通っていないご家庭にもどんどん保育園に遊びに来て頂き、「子育ての楽しさ」を分かち合っていきたいと思っています。どうぞ、ご近所やお知り合いに小さなお子さんがいらっしゃったら、ぜひ「保育園に遊びに行ってごらん」とお声をかけて頂きますようお願い致します。
今年度もどうぞよろしくお願い致します。
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