だいすき!絵本

初瀬 恵美




『おもちのきもち』
作・絵:かがくいひろし
出版社:講談社



 新年あけまして おめでとうございます
今年も よろしくお願いいたします!


 
 みなさんは、ご家庭でお餅つきをしましたか?

 保育園では年末に、杵と臼でおもちをつきました。できたてのおもちはとてもやわらかくておいしかったです。
 
 今月は『おもちのきもち』という絵本を選んでみました。

 作・絵は子どもたちが大好きな「だるまさんシリーズ」の作者、かがくいひろしさんです。なんと、かがくいさんは、この絵本で「第27回講談社絵本新人賞」を受賞し、50歳で絵本作家として、デビューしたそうです。残念ながら数年前にお亡くなりになられました。
 
 それでは、内容をご紹介しましょう。
 
 この絵本は題名の通り「おもち」が主人公で、その「おもち」の「きもち」をユーモラスに描いた絵本です。
 
 たごさくさんちのもちつきで、なんども頭をたたかれたかがみもち。兄弟たちは、のしぼうで、のばされたり、プッチンとちぎられたり、さんざんなめにあいました。自分は今のところ床の間に飾られているけれど、いつ何時、食べられるか不安で仕方ありません。そこで、逃げ出すことにしました。しばらくすると、一生懸命走ったのでお腹がすいてしまします。そこで、かがみもちは、どうしたと思いますか?
 

 
 思わず、吹き出してしまう展開と、日本昔話のように、のんびりおだやかな終わりに、何度も読み返したくなる1冊です。 鏡開きまで、あとわずか。お家に、鏡餅がかざってあるお宅は、お子さんと鏡餅をみながら、この絵本を読まれると、もりあがること間違いなしです!かがくいワールドをお楽しみください。
 








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