塩焼少年野球部 |
バッテリー:崚輔ー裕貴(3) 強太ー裕貴(2) 本塁打: 三塁打: 一弥 二塁打: 一弥 一塁打: 遼磨、強太2、佳輔2 |
初回に2点先制したが、その裏に連打で5点取られ逆転される、苦しい展開で始まった。2回に1点をかえし、立ち直った崚輔が2、3回をゼロに抑え、代わった強太も4回をゼロに抑えた。守備では守備率9割8分以上を誇る遼磨の3塁線横っ飛びキャッチや、智哉がセンターライナーを好判断で捕るなどでピンチを凌いで来た。攻撃は佳輔や遼介が再三出塁しチャンスを作ったが、後1本が出ずに2点を追う最終回の攻撃に全てを賭けた。先頭の遼磨がピッチャー内野安打で出塁し、強太がレフト前に転がしてチャンスを作り、ここ一番に強い一弥がまたしてもチームを救う、同点2点タイムーを放ち土壇場で試合を振り出しに戻した。後続が絶たれ、同点のまま最終回の守備。ヒットで許したランナー2人を背にしたピンチにバッターは体の大きな右5番打者。強太の渾身のストレートを強振するとライトフェンスを越えるサヨナラ3ランホームラン。打たれた瞬間は時間が止まったような感じで、白球がスローモーションでフェンスを越えて行った錯覚に陥った。無情にも高く飛んで行く、どうあがいても手に届かないことはみんな知っていて、ただ見ていることしか出来ない。白球が梨畑に消えた瞬間、負けを知ってしまった強太がおそらく自分を責めたのだろう。帽子を自分の体に叩きつけて悔しがっている姿が忘れられない・・・。
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