ロマンドリップ

GAME

PCゲームの感想

knot 〜絆の魔法〜

  • メーカー:feng
  • ジャンル:ADV
  • 発売日:2002/07/26
fengのデビュー作。

魔法が存在する世界で、その魔法が発祥した町に住む主人公・朝倉鷹也が、通っている学校にある魔法研究会にある日人数不足を理由に部員にされてしまう。 そこにいたのは、のちに魔法研究会に加わった女の子も含めて6人。彼女たちはみなクセのある女の子ばかりで、そんな彼女達に主人公は翻弄されていく。
魔法が存在する世界で、そんな魔法と、「魔法使い」の彼女たちとの関係を描いた作品です。

ゲームの流れとしては、出てくる選択肢を選びつつ、マップ上にて表示されるそれぞれのキャラを示した色アイコンを選択するといった感じ。特に悩まなくても狙ったキャラに対して選択肢を選んでいけば、難易度はそう高くないと思います。

全体的な感想としては、かなり微妙なゲームです。ぶっちゃけ絵もシナリオも音楽もキャラボイスも全てにおいて中途半端。もう少し締まりのある内容になって欲しかったですね。
キャラボイスも、フルで出るんじゃなくて一部のイベントのみに発生というシステムだったのでなんか変な感じ。点数で言うと55点くらいかなーと。そんなもんで。

稲葉 由縁

「小さくても・・・忘れられない思い出を作る為に・・・」

クラスメイトであるひかりと、主人公の幼なじみ。
主人公よりも一回り背が大きく、落ち着いていて大人びた性格の彼女であり、有り得ないほどの大食い。弁当は基本的に重箱持参、商店街のドーナツ店でもその力は発揮されます。

性格は割としっかりしており、魔法研究会ではまとめ役に。しかし大人びた性格の割には悪戯心があったりして、主人公は翻弄されるわけですがというか魔法研究会に入らされてしまったのですが、それでもその行動はいい加減にやっているわけではなく、きちんとフォローもしてくれる。しかし、主人公とは小さい頃からの幼なじみで、魔法研究会の仲間という関係しか存在しなかった二人の間柄だったのだが、ある日町に発生したとある記憶喪失事件と由縁自身に降りかかった出来事をきっかけに、二人の間にはいつしか淡い恋心が芽生え始めていたのだった。


由縁は、ゲームを始めて最初にクリアしたキャラ。特に狙った理由も無いのですが、多分ヒロインであろうひかりを狙うよりもまず、このゲームの全体的な流れをつかむ意味合いもあったので由縁にしてみました。

シナリオ的にはうーん・・・ストーリーは悪くないのですがいまいち盛り上がりに欠けました。全体的にシナリオの内容が薄く、あと唐突に話が進んで、たまにプレイヤーが置いてきぼりを食らう感が少々見られました。そんなことで、キャラの心理描写をもう少し深く、長めに持っていけたらよかったと思います。
とはいいつつも、オタク心をくすぐるバカゲー、私立アキハバラ学園に比べればシリアスモードに入ってからのシナリオの内容は温かみのある良いものでした。

由縁を語る上でキーとなるのは、このゲームのサブタイトルでもある「魔法」と「絆」そのもの。そしてもう一つは「記憶」です。ある意味ゲームの確信を一人目で知ってしまったような気もするのですが、この辺を絡めてくることにより切なさを感じることができるかと思われます。

点数で言うと55点くらいな感じですか。薄くてあっさりしすぎな展開がどうも。少なくともHシーンCG使い回さないでください。あとシナリオゲーなのでHシーンに期待はしてませんでしたが短すぎる感じ。こちらももう少し濃くして欲しかったですね。

幸村 小姫

「だからっ・・・、私は甘えたくないんです・・・。」

魔法研究会に所属する一つ下の後輩。
ちょっと人見知りで、知らない人…特に男の人と話すのが特に苦手。
真っ赤になって口ごもってしまう事がほとんど。
そんな内向的な性格ですが、反面ちょっと甘えたがりな部分もあるようです。
それでも、家の手伝いをしたり、親友の鈴香のフォローに回ったりと、しっかりした一面も。

―――オフィシャルサイトより


まずね、かわいい(´∀`)


その性格が、その顔が、いやいや全く持って可愛い後輩なのですよ。

まあむしろこういったキャラは良くあるパターンですが、万年萌え欲求の折れにとっては別に王道だろうがなんだろうが関係ないのです。

小姫ルートで大きな特徴だったのが、二つの性格・・というか、まあ裏小姫さんですかね。
小姫自身の抱えている悩みとその葛藤から「もうひとりの小姫」というのがいるのですが、内向的な性格の小姫から現れる裏小姫はなかなか大胆な性格で、折れとしてはナイスな感じ。むしろこういったシチュエーション最高

そんなんどうでもいいのですが。


感想を言えば、オフィシャルサイトでも発表している小姫のキーワード「大人と子供」の境を彷徨う小姫の葛藤が微妙にいい感じでした。
前半は普通に可愛い後輩という位置付けでシナリオが進んでいきますが、後半、シリアスモードに突入してからは悩みを抱える小姫と、オイシイくらいに最高な裏小姫が出てきてまあそれなりと。

シナリオはやはり盛り上がりに欠けるというのが難点でした。あと小姫のイメージと声が合ってねぇのがちと残念。可愛いことは可愛いのに、声がその顔から来るイメージに比べて声が低いというのがゲンナリというか。

ただ、まあ自分達から見れば小さな問題でも、少しでも大人になりたい小姫にとっては大きな問題。そこらへんを温かく見守ってやれば、そうそう悪くはありません。かといって本腰入れてプレイするほどの内容でもありませんが。


そしてやっぱり裏小姫最高。プレイしているとゾクゾクきます。もう。

有藤 鈴香

「だから、魔法って嫌い・・・」

一つ年下の後輩。ポニーテールと頭のでかいリボンが目立つ一人称ボク女。
陸上部に所属し、その性格も激しく体育系で、クラスメイトの小姫とは大親友です。

むしろキャラ紹介はこの程度として・・・
で、プレイした感想はというと、


微妙すぎ。


共通シナリオはどうでもいいとして、鈴香ルートに入ってからの展開は大して面白くない。
確かに、鈴香ルートで起こった出来事は予想できなかったことだし、鈴香自身の切実なまでの気持ちは伝わってきた。
ただ、何でそう言った事が起こってしまったのかとかが分からなかったし、ラスト付近の展開もハァ?(゚Д゚) これだけかよ!みたいな感じで、折れの中ではちっとも盛り上がらないものでした。


えと、むしろ糞?


なんかすんげー辛口な感想ですけど、うん、まあ、正直な意見なんで^^;

津和野 ひかり

「私と、みんなとを繋いでいるものって、何でしょう・・・?」

クラスメイトの幼なじみ。
大会社の社長の孫娘というお嬢様ながらとても気さくで、周囲を和ませるほんわかとした優しい雰囲気を持っています。
常にマイペースで、どことなく危うげな感じがしますが、割と芯はしっかりしていてちょっと頑固な部分も。

―――オフィシャルサイトより

んでもって歩くのが尋常じゃないくらいに遅いと。



鈴香シナリオが糞だったのであまり期待はしてませんでしたが、ひかりルートはやはりこのゲームのヒロインということでまあまあ良いシナリオになっていたと思います。

ひかり自体、道を歩くのが以上に遅いということ以外はどこにでもいるようなキャラクターなので、さほど目立っている訳でもありません。りっぱな王道キャラです。

このゲームのサブタイトルである「絆の魔法」。自分と主人公、あるいは自分を支えてくれる友人達、それらを繋ぐものは「絆」なのか「魔法」なのか。
ひかりがヒロインである以上、このテーマの答えを出さなくてはなりません。

答えは分かりきったことかもしれませんが、折れはあえてひかりのクリアをあとにしてみました。


それでまあ、そういったことなのですが。
まあ簡単に言うとですね、

大変分かりやすくてありがとう。

でもやっぱりシナリオの内容は薄いです^^;

高柳 美弥

「うに〜・・・」

主人公のクラスメイト。 身長131cm?! チチェー(´Д`;)←今気づいた
極度に面倒くさがりで、また時と場所に関係なく昼寝をしていて、ねこが大好き。
こねこの「にゃんた」といつも一緒にいる。

とまあこんな感じのキャラで。


まずシナリオに関して。
触れません。

どーせ期待できるような内容じゃないしー
美弥はとにかくとことんマイペースなキャラでした。
自由勝手気ままに生きていて、気づけばどこかにふと消えてしまうような、そんな感じで。
折れ的にはどこかボーっとしている美弥は嫌いじゃないです。

硯 美知晴

「これは、誰かの為の魔法なんだ―――」

年上で長身でメガネっ娘で声が低く、無愛想。
折れの好みの対象を全てにおいて逆走しているキャラ。
内容が内容だけに別にクリアする必要もなかったのですが、どうせなら最後までやってみようかと決意してやったのですが・・・・やっぱなんかなぁ・・という感じです。
シナリオも特に印象はなく、あっさりと終わった感が強いです。
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