◆◆◆ふぃんがあ★ふらっしんぐ◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | ふぃんがあ★ふらっしんぐ | ||
発売日 | 1999年7月15日 | メーカー | アフェクト |
定価 | 4,200円 | ジャンル | アクションパズル |
廉価版 | なし。 | ||
関連商品 | なし。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 白色ベースの背景に、薄色のタイトルロゴが鎮座しているシンプルな ジャケ絵。そして帯には何も考えてないキャッチコピー。 |
★ | |
超越世界観 | 魔法使い見習いの女の子が、一人前と認めてもらうための試験。 3種のモンスターが大挙してくるので魔法退治しろ、ということらしい。 |
★★ | |
声優度 | モンスターを倒すと、その度に「うぎゃぁ」「ぎゃひぃ」と叫びます。 たっちーもびっくり。 |
★ | |
演出度 | タイトル画面でしばらく放置していると、3Dポリゴンを駆使したデモ らしきものが流れます。 |
★★ | |
時間報奨 | ステージの敵配置は決まっているので、覚えゲーと言えなくもない。 |
★★ | |
牽引力 | ないです。 |
★ | |
ゲーム性 | ★3つは甘すぎかな・・・。マニュアルを一読するとゲームの展開が 見えちゃって、プレイして初めて新発見!とか驚きの要素はナシ。 |
★★★ | |
快楽性 | グーチョキパーの色使いが微妙で識別性が低かったり、ステージ2 からいきなり暗いステージになったり、ストレス溜まるデザイン。 |
★ | |
芸術点 | アクションパズルで(キャラの移動以外に)6ボタン使うってのは、 ゲームの内容以前に論外オブ論外です。 |
★ | |
所有価値 | ほとんど見かけないゲームソフトですが、それは、店も馬鹿じゃない ということです。 |
★ | |
総合評価 | 単純なゲームルールだけが悪いとは思いません。さらにその上に、 理解に苦しむインターフェイスが乗っかっちゃったのがこの結果です。 |
30点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
先祖代々魔法使い一家の少女ポイが15歳になった誕生日のこと。お婆様による「魔法使いとして一人前になったどうか」試験を受けることになった彼女は、お婆様の家まで来るように言われます。しかしその道中にはモンスターがどっさり。てゆーかこれってもう試験開始?みたいな〜。 というバックストーリーの元、魔法少女ポイが縦7ラインで迫り来るモンスターを魔法で倒すアクションパズルです。モンスターはグー・チョキ・パーの3種類、それぞれじゃんけんで勝つ手の魔法をぶつけて倒すしかありません(あいこまたは負ける手ではそこに新たなモンスターが生まれる)。モンスターはほとんどの場合、グーチョキパー混合軍で押し掛けてきますが、モンスターが消えるときにその隣が負ける手だと、連鎖します(例:グー・チョキと隣接しているときにグーを消すと連鎖してチョキも消える)。ここらへんが一応、ゲーム要素です。 ゲームメニューは、ステージを順次クリアしていくストーリーモードの他、タイムトライアル・スコアアタック・2P対戦バトルといったモードがありますが、パズルのルール自体は同じです。 |
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レビュー | |||
静止画面でじっくり考えれば解法を見つけるのは難しくないパズルのルールでも、時間制限等のアクション要素を付け加えれば、それは立派なアクションパズルゲームとなります。このゲームもそのようなパズルゲームの一つなのですが、その中で特記すべきことは、キャラクターの移動以外に6つのボタン操作を必要とすることです。 普通、この手のアクションパズルではボタンは1つが基本、多くても2つが限度でしょう。それ以上はボタンの押し分けに余分な判断を強いさせることになり、ゲーム中の爽快感はがくんと落ちます。正直、プレイヤーはアクションゲームを遊んでるとは思えない状態になります。 ちなみにその6つとは、グー発射ボタン・チョキ発射ボタン・パー発射ボタン・まじっくぼーる発動(画面スクロール停止)・スクロール速度アップ・スクロール速度ダウン。これらは、落ちものパズルによくある、右回転・左回転のように片方で代用できるものでもありません。ボタンの配置を(身体が)覚えるまでゲームの楽しさをオアズケさせられて、そこまでして付き合うほど今のプレイヤーは辛抱強くないと思うのですが。 さらに困ったことに、モンスターのデザインがグー・チョキ・パーの識別に非協力的で、瞬間的に判断することが非常に困難です、アクションパズルなのに。シルエットがメリハリあるわけでもない上に、色使いも黄緑+藤色・オレンジ+灰色・藍色とマイナーカラーのオンパレードで、すんなりと記憶することを拒否しているのは如何なものか。 そしてこれらの学習を妨げる一発死デザイン。倒せないモンスターを一匹でも画面下に逃したら、その場でゲームオーバー。モンスターと一緒に接近してくる障害物(岩や切り株等)に当たってもゲームオーバー。通常の落ちものパズルでは、少なくとも低次面ではピースを1つや2つ、間違った場所においても充分フォローできるものですが、このゲームではそれがありません。間違った魔法を発射したら最後、それは新たなモンスターとして場に残り、それを消さないことには死あるのみなのです。 総評: 悪口並べていてもしょうがないので、ワタシならこうするといった改善点をば。ゲームのルールはそのままで。 1)使用するボタンの数を減らす。 ショット(魔法発射)・シフト(発射する魔法の種類をローテーション)・ターボ(押している間だけスクロール高速化)の3つで充分。魔法発射ボタンは1つのみ、その種類はシフトで選択させます。上下キーに割り振ってもOK。スクロール高速はターボボタンを押している間だけとし、危ないと思ったら指を離せばいいだけのことです。まじっくぼーるは廃止。 2)キー操作を常に画面上に表示させる。 ボタンの数を減らさなかったとしても、どのボタンがどの操作に対応しているかは、初心者対策として画面に情報表示すべき。オプションで消せれば上級者にも問題なし。 3)モンスターの色を原色にする。 グーは熱血タイプだから赤色、チョキはクールだから青色、パーは包容力あるから黄色で。例えシルエットがごちゃごちゃしていても、これならすんなり頭に入ります。 4)一発死をなくし、HP制にする。 初期HPは30くらい、モンスター1匹逃すと−10、障害物に当たると−5くらいで。どうせ高次面ではモンスターが集団で襲ってくるので死ぬときはあっさり死にます。とりあえず初心者をしばらくは繋ぎ止めておかないと。プレイヤーにゲームオーバーさせるのが、ゲームの目的じゃないでしょうに。 |
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攻略ガイド | |||
ごめんなさい。攻略する気になりませんでした。 隠しコマンドとしてラウンドセレクトがあります。 各モードのラウンド選択画面でL1、R1、L1、R1、L1、R1、L1、R1、L1、R1、左、右、左、右、左、右、左、右、左、右、L2、R2、L2、R2、L2、R2、L2、R2、L2、R2の順に押すと、ラウンドを自由に選べるようになります。 各5セットずつ。 |
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出演声優 | |||
不明。 | |||
関連ソフト | |||
クラックス(AC等/アタリ)、クォース(AC、GB/コナミ)、アクアラッシュ(AC/ナムコ) |
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