◆ヨドバシカメラ店舗紹介◆

 

店舗紹介と言うより、実際に訪問してみた感想になっちゃっていますが、
一人の人間の目を通して公平な視点で見た記録だと思って勘弁してください。
立地に関して街の背景なども知りえる限り記述しています、的外れな内容も多々ありますが、
そういうものの見方もあるんだと寛容な目で見てくれれば幸いです(弱気)。

 A.ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺
開店ホヤホヤのマルチメディア吉祥寺です。天気悪かったことが幸いしたのか、初日でも大きな行列や混乱はありませんでした。ちなみにヨドンバシカメラ以外の店舗(レストラン街や書籍?)は一週間遅れでグランドオープンの予定。

店内の雰囲気はマルチメディア横浜とよく似ています。エスカレータだけは新しいものを入れており、こいつは段差の大きい点が特徴。上昇速度を変えずに単位時間当たりの輸送率を上げているようです。

各フロアはこの日のために最新製品をワンセット取り揃え。展示状況を見てみると、各メーカーに対してどういうスタンスを持っているか、ほんのり見え隠れして面白いです。

 

 B.ヨドバシカメラ マルチメディア梅田
なんでも、開店したその年に、大阪・日本橋電気街全体の半分の売上げを記録したと言われるマルチメディア梅田。

ヨドバシカメラとしては初の西日本進出であり、初のマルチメディア大型店舗なのですが、その噂が本当ならその後の新店舗拡大方策もうなずける、ってもんです。

 

 C.ヨドバシカメラ マルチメディア錦糸町
その昔、ヨドバシカメラがまだ秋葉原をライバル視していた頃に千葉方面からの防波堤として駅ビルの中に出店されました。

今でこそ船橋にさくらやが、浅草にベスト電器がありますが、当時は総武線・千葉〜秋葉原間には亀戸に今にも死にそうなジョーシン電器があるだけで、この一帯の住民は皆、秋葉原で買い物していたわけです。その流れを変えるべくして、快速電車乗換駅の錦糸町に劇的デビュー!

その後、防波堤としての役目は終えていますが、池袋に次ぐ2番目の乙女都市として密かな人気を誇る街だったりします。今後は、第二東京タワーの完成で新たな人の流れができることでしょう。

 

 D.ヨドバシカメラ マルチメディア博多
1階から入店すると正面には香水売り場が・・・。初めて入ったときはどこぞのデパートかと勘違いしてしまうような店内レイアウト、そして最上階のレストラン街では博多なのに北海道ご当地ラーメンが2軒も出店している面白建物です。

オープン当時はしばらくの間、夜23時まで営業を続けており、日照時間が長いという地の利を最大限に活かしておりました。ちなみに、福岡県の電気街・オタクショップの中心地である天神地区とは離れた福岡駅前に立地していますが、このマルチメディア博多に寄り添うようにDOSVパラダイスなどの電気店が何軒か出店しており、今後の動向に興味ありです。

 

 E.ヨドバシカメラ マルチメディア宇都宮
北関東はコジマ、ヤマダ、ケーズなどなどが強いというイメージを持っていたので、個人的にはビックリした宇都宮店。駅ビルをがっつり支配して人の流れを逃がしません。急速パワフル冷房です。

店の印象としては店内のCMソング(宇都宮編)がなんか面白い歌詞だった、としか覚えてませんすみません。宇都宮のオタクショップは、駅から歩いて10分ほどにある1軒の雑居ビルに全て集約されており、宇都宮の中の人は回るべきスポットが2箇所だけで良いので便利です。

 

 F.ヨドバシカメラ マルチメディア京急上大岡
現在、唯一のJR駅以外のヨドバシカメラ。上大岡は、駅ビルこそ超立派ですが街全体はちょっとしたニュータウンっぽい、よくある新興住宅都市という感じで、サトシがピカチュウ!君に決めた理由はイマイチ不明です。

また、この店は珍しいことにビルの上層階を売り場のメインフロアとしております。まぁ、1階にはバスターミナルがあるために商業エリアが限られてしまうのですが。

 

 G.ヨドバシカメラ 千葉店
千葉駅周辺は、パソコンがまだテープメディイアであった頃から、駅ビルのLAOXとか一駅歩いて東千葉のヤマギワとか2軒目の湾岸LAOXとかダイエーがお戯れで出店したメディアバレーとか、とりあえずアキバまで行かなくても困らない街として連綿していました。そこへドカンとヨドバシ出店。海ほたるのなかった当時、房総半島のみんなは必ず千葉駅を通過するわけでそれなりに便利になったわけですが結果としてヨドバシ以外全部つぶれてしまいましたとさ。

そんな千葉店もしばらくは閉店時刻が20時までと制限されており、夏の間だけは20:30にしてもらったりと交渉を何年か続け、やっとのことで21時までの営業を許してもらえたという涙の歴史があります。次は頑張って「マルチメディア」の称号をヨドバシカメラのHPサイトにも掲載してもらえるといいですね!

 

 H.ヨドバシカメラ 郡山駅前店
ガード下のこじんまりとしたかわいいお店です。マルチメディアなヨドバシしか知らない西日本の人は、神戸のモトチカを想像してもらったほうが誤解少ないかと。

 

 I.ヨドバシカメラ 新宿西口本店
新宿のヨドバシカメラは西口地域に数軒と、東口に大きく2軒あります。ここでは代表して西口本店マルチメディア館の写真を掲載していますが、西口地域はそれぞれに味のある店舗が控えておりますので未見の方はお楽しみに。

新宿西口エリアに関する最近の(個人的な)ビックニュースは、PCアダルトソフトフロアの分離でしょう。時計総合館の裏、雑居ビルの5階でひっそりと皆さんの来店をお待ちしております。しかし6/29(金)は約30本ものエロゲーが発売される月に1度の収穫日なのに、エレベータ点検で昼11〜12時の間利用不可ってのは管理会社の嫌がらせでしょうか?

 

 J.ヨドバシカメラ 八王子店
店名に「マルチメディア」の称号がありませんが、実際には八王子店と八王子マルチメディア館の2軒からなります。本館のほうはフロアと中2階が交互に現れる、謎の東急ハンズ方式で、狭いながらも楽しい我が家というか週刊新潮に掲載される私の家みたいです(意味不明)。

昔の八王子はピンボールマシンの充実したゲームセンターが多くある街、という印象でしたが最近は行ってないのでよくわかりません。とりあえずまんが王倶楽部だけは外せないってのはガチですが。

 

 K.ヨドバシカメラ マルチメディア上野
古くからある、由緒正しいヨドバシカメラです。一時期は錦糸町店と共同で秋葉原包囲網を張っていたこともありましたが、ここ数年は隣のビルへの移転による売り場縮小や取り扱い品目の低下など、あまりいい噂を聞きません。1階でゲームソフト扱ってた頃はいい店だったのになぁ・・・。

ところが2008年6月、マルチメディア上野としてリニューアルオープン。旧アメ横ビルを買い取って少しだけ駅に近くなりました。が、もともとうなぎの寝床のような細長い鋭角三角形のビルなので、マルチメディアの冠は付けなかったほうがいいかも。あと、相変わらずエロゲー取り扱ってません(2008/06/15修正)。

 

 L.ヨドバシカメラ 新潟店
写真を見てもらえればわかるとおり、駅から近すぎです。アキハバラデパートがつぶれた今、日本で最も駅の改札からエロゲー売り場までが近い店舗(※)であります。

新潟店は昔、川を挟んだ繁華街(バスターミナルのあるエリア)で大規模に展開していた記憶があるのですが違ったかな。

※以下、駅の改札からエロゲー売り場までの歩数を調査した結果です。単位は歩。
・JR新潟駅西口〜ヨドバシ新潟店:60
・JR東京駅八重洲北口〜さくらや:115
・JR錦糸町北口〜ヨドバシ錦糸町:120
・JR名古屋駅太閤西口〜ソフマップ:125
・JR秋葉原駅電気街口〜ゲーマーズ2号館:170
・JR船橋駅西改札〜BOOKPOWER:200
・JR有楽町京橋口〜ソフマップ:220
・JR横浜駅南改札〜トップボーイ:240
・JR新宿駅中央東口〜ヨドバシ東口:250

 

 M.ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン
川崎のヨドバシカメラは以前、京急川崎駅のそばにあったのですが、規模の拡大に伴いJR川崎駅の近くへ引越しました。これまでの京急川崎駅そばの店舗は、ヨドバシアウトレット京急川崎として、主にアウトレット製品を扱っております。

川崎ルフロンは駅から見て裏側にあたる建物への通過道、という性質も持ち合わせているせいか、気軽に入店できる反面、店内を一覧して何も買わずにあっさりと店を出て行きそうな雰囲気があります。川崎駅前地区には、さくらや・ビックカメラも出店しており、多くの客が価格比較のため今日もまた激しく出入りしているのです。

 

 N.ヨドバシカメラ マルチメディア仙台
7月上旬にはとらのあなもオープンし、ますますオタク化が進む?かもしれない仙台です。マルチメディア仙台の建物は、正方形状の広い1フロアという構成で、上述のアウトレット川崎と非常に良く似たつくりになっております。ライバル店として駅の反対側に君臨していたLAOXは影も形もなく、代わりにヤマダ電器LABIとの争いになりました。LABIは最近、都内で乱立気味なのですが、ここ仙台店みたいに書籍売り場を置くくらいの個性を打ち出してくれると私が喜びます。って書いたのもつかの間、大井町のLABIで私大喜び(2008/06/21修正)。

 

 O.ヨドバシカメラ マルチメディア札幌
以前来店したときは確かカード下に店を構えていましたが、今では大きなひとつのビルに移転しておりますね。新しくマルチメディア化した札幌店はまだ行ってませんので、この先は私の札幌市外の思い出をどうぞ。

札幌にはすすき野という、日本でも有数のピンク街(死語)があるのですが、ここの呼び込みがすごいです。車一台突っ込んでもまだ余裕な巨大看板に「客引きに注意!」とありながら、その目の前で「みなさ〜ん!気をつけてくださ〜い!」と大声で呼びかけて注目を浴び、それに反応した人(=おのぼりさん)をとっつかまえていきます。私見ですがあの手の呼び込みは北へ行くほど強気、南へ行くほど弱気(中洲の呼び込みは目を合わせるとあちらから目を逸らしちゃいます)だと思うのですがどうでしょう。

 

 P.ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
太平の眠りを覚ます上喜撰、とも言われたヨドバシカメラのアキバ進出。確かに一部の店舗はかなり深刻な打撃を受けているようですが、アキバ全体はまだまだ賑やかです、と綺麗に結論付けるわけにもいかない今日この頃。

マルチメディアAkibaの進出によってこれまでアキバには来なかった客層・・・すなわち家族連れ、ヤンキー、転売目当てのアジア人などがやってくるようになりましたが、もう少し歩くスピード早くなってから来て欲しいところです。アキバは私の中では入場フリーのTDLというイメージなのですが、入場を有料にして年間パスポート発行してくれないかな、と切に望んでいる毎日です。

なおマルチメディアAkibaは外国人観光客向けの商品が面白いです、一見の価値アリ。

 

 Q.ヨドバシカメラ マルチメディア横浜
横浜エリアはその歩きにくさは別として、多くの店が乱立するそれなりに楽しいスポットでしたが、そこへ何を思ったかヨドバシが突然マルチメディア化。しかも駅の反対側に。

マルチメディア横浜を語る上で、この「駅の反対側」というのが大きなキーワードです。コチラはほんとヨドンバシカメラしかありません。それでも集客できる、と踏んで、そして実際にソレを成し遂げているのは立派です。まぁ横浜はいつも人大杉で空いてる状態なんてアリエナイというのが真相かもしれませんが。

とにもかくにも、ここの集客っぷりでヨドバシカメラが何かしらの自信をつけたことだけは間違いないです。

 

 R.ヨドバシカメラ マルチメディア町田
オシャレな町田はアド街ック天国で語られる街ナンバーワンというイメージしかありませんが、そんな町田で繁華街側の反対にひっそりと駅のそばを主張しております。

以前ここでエロゲーを購入したときは、商品札を持ってレジへ行くという、ここだけのサービスが斬新でした。サービスなのか万引き対策なのか商品を並べる手間を惜しんだのかわかりませんが、きっと町田はそうせざるを得ない街なんだ、とそのときは納得した覚えがあります。
(2007/08/09付記)この商品札サービスは、現在川崎店で絶賛稼動中ですね。現在の町田店は通常通り商品をレジに持っていく形態なのですが、他店ではみっちりと隔離されているアダルトスペースがこの店だけはとても開放的(仕切りとなる棚が大人の胸の高さくらい)で、アダルトスペース内での他の客との気まずさの連携感を味わえないのはチョーガッカリです。

 

     

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