眼瞼および顔面痙攣(けいれん)に対するボトックス治療 |
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眼瞼(まぶた)や顔面の半分が、ピクピクと不随意に動く病気に対して、ボツリヌス菌から 抽出されたボツリヌス毒素を利用して症状を改善させることができます。 この治療は毒素の持つ特殊性のため、資格を所得した医師だけにしか使用が認められていません。 薬剤の効果は、3〜4ヶ月持続します。健康保険の適応ですが、薬剤費が高価なために 高額の治療費が必要でした。本年から従来の半量の薬剤購入が可能となり、40%ほど 低価格で治療を受けることが出来るようになりました。 1割負担で5500円、3割負担で16700円の負担になります。 開業当時は愛知県の眼科で、ボトックス治療を行っているのは当クリニックのみでしたが 神経内科を含めて徐々にボトックス治療を行う医療施設が増加しています。 注射部位は眼瞼下垂を起こさないように、数時間揉まないことが大切です。 注射後に、痙攣は速やかに軽減します。 注射の副作用や効果をみるための経過観察が必要です。 一人の患者さんに一瓶を使用し、残りは厳格に廃棄することが義務づけられています。 |
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使用した注射器、注射針、ボトックス瓶 手袋 および残ったボトックス液を不活化し廃棄する。 |
片側眼瞼痙攣の治療前 |
ボトックス治療後、片側眼瞼痙攣は消失 |
両側眼瞼痙攣の治療前 |
ボトックス治療後、両側の眼瞼痙攣は消失 |
生理的食塩水で溶解したボトックスを注射器にとる |
角板で角膜を保護し、眼瞼周囲にボトックスを注入する |
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