スペースステーション
SPACE STATION
(PLAY&TAIME/増田屋コーポレーション)
Written by T鈴木
増田屋「プレイ&タイム」
増田屋の「スペースステーション」(宇宙基地)です。まず本体の写真(上)を見て「ゲーム&◯ォッチだ!」と叫んではいけません。これは「プレイ&タイム」なのです(笑)。もう意識しまくりですね!さて、肝心のゲーム内容はどうなのでしょうか?
シャトルから降ってくるカプセルを集めよう
舞台は宇宙基地。基地から飛び立ったシャトルが落とすカプセルを上手に受け取りましょう(なぜそんなことをしているかは不明)。時々UFOからアメーバが襲ってきますのでかわしてください(接触すると、哀れ溶かされてしまいます)。このアメーバ、基地にいる宇宙パイロットまで狙ってくるので、画面右端で光線銃で撃ち落しましょう。
正統派のキャッチングゲー
この「スペースステーション」、内容としては任天堂の「パラシュート」に似ています。しかし、アメーバの襲撃や光線銃による攻撃など、様々な付加要素がある為に、単なる類似落ち物アクションに留まらないのは流石です。増田屋の過剰なまでの任天堂に対する対抗意識が伺えます(のか!?)。
ダークサイド・増田屋
・・・・が、結局増田屋は任天堂を超えることが出来ませんでした。理由はハッキリしています。キャラだけ変えて内容が同じゲームをいくつも出すからです。上の画像は同じ増田屋の「フィッシュキャッチング」「アンダーコンストラクション」というゲームですが、ハッキリ言って「スペースステーション」と同じ内容です。当時の子供はみんな「騙されたぁぁ!」と叫んだことでしょう(筆者も「トマホーク」を買ったら、友達の「スペーストリップ」と同じ内容でガックシ!)。経費削減の為の子供だましと言えばそれまでですが、現在では増田屋のこのダークサイドぶりがコレクターの間で受けて、再評価が高まってきています(本当か!?)。