フラッグマン
FLAGMAN
ゲーム&ウォッチ/任天堂


Written by T鈴木

記憶力と判断力の2つを駆使する旗揚げゲーム

「フラッグマン」は1980年6月5日に発売された、ゲーム&ウォッチとしては「BALL]に続く第2弾となります。当時はまったく売れなかったようですが、そのストイックなゲーム内容から、現在ゲーム&ウォッチファンの間で再評価が高まってきました。「フラッグマン」はゲームA、Bの2種類の遊びができます。ゲームAは、フラッグマンが上げた旗の番号を記憶して、同じ番号の旗を上げるゲーム。ゲームBは、左に表示される番号を見て、瞬時に同じ番号の旗を上げるゲームです。


0.216秒の戦慄!

戦慄の0.216秒!!

前記したゲームBはかなり熱いです。画面左に表示された番号をみて、瞬時に同じ番号の旗を上げなければいけないのですが、点を重ねるごとにだんだん制限時間が少なくなります。
最初のうちはまだまだ余裕があるのですが、60点を越えると、なんと制限時間が
0.216秒(笑)どうやって反応しろというのでしょうか!?

愛すべきキャラ、フラッグマン

ちなみに筆者はゲームB、70点ぐらいまでしかいきませんでした(ヘタ〜)。それにしてもこのフラッグマン。なんとも味のあるキャラだと思いませんか?(特に足に数字が書いてあるところなんて最高!)最初見たとき囚人かと思いました(笑)。
任天堂の看板キャラと言えば、ご存知
某電気ネズミが有名ですが、電子ゲームファンの間では、看板キャラは、このフラッグマンとなっています(笑)。それを証拠に、64ソフト『スマッシュブラザーズ』発売時に「フラッグマンが隠しキャラで使える」という噂が全国で流れました(ウソ)。


なかなか売ってない〜・・・・が!?

宝の山だ!!

ゲーム&ウォッチな中でもかなりのマイナー作品とあって、手に入れるのは至難なようです。
ちなみに筆者は、九州のおもちゃ屋で
4個も売れ残っているのに遭遇しました(笑)。
しかも
「電池が溶けてるね〜。3000円でいいよ」
との店のオババのお言葉(笑
そのときは2つしか購入しませんでしたが、今となって全部買い占めておけばよかったと
猛烈に後悔しています。
まぁこれは古参の電子ゲームコレクターなら、誰でも経験してることと思いますが(苦笑)。



参考文献:ゲームウォッチ大作戦(花華留多)

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