タワーリングレスキュー |
TOWERRING RESCUE |
LCD CRAD GAME/学研 |
Written by T鈴木 |
災害ゲー |
災害を題材としたゲームって、電子ゲームの世界では実に王道ですね。
「大地震」「ファイア」「ライフボート」・・・・パニック映画でもありがちな舞台であり、ひと目で目的がわかるという点では、実に電ゲー向きな題材だと思います。
今回紹介する「タワーリングレスキュー」。その名の通り高層ビルを舞台とした災害ものです。
あなたはレスキュー隊員となって、ビルの屋上に取り残された人々をヘリで救い出さなければなりません!
レスキューせよ! |
逃げ送れた人たちを助けよう |
ビルは全部で4つ。屋上に取り残された被災者を発見したら、すぐにその場所まで移動し、なわばしごを吊るして引っ張り上げましょう。
なわばしごは、被災者の上まで移動すると自動的にスルスルっと降りていきます。
引っ張り上げたら再びスタート地点に戻ってきて、助けた人たちを降ろしましょう(10点)。
ゲームAでは1回に1人しか引っ張り上げられませんが、ゲームBでは2人まで引っ張り上げることが出来ます。
つまり、1人救出する度にいちいちスタート地点まで戻る必要がない分、ゲームBの方が簡単なわけです。
ゲームBの方が簡単だなんて、通常の電子ゲームとは逆ですね。
助けるのが遅れると、哀れビルは地震で倒壊し、ミスとなってしまいます。
ミスは2回まで。普通ミスは3回までと相場が決っているものですが、なぜか2回です(笑)。どれだけ得点を重ねようと、断固としてミスは帳消しにならない、厳しめのゲームなのです!
ちなみに一番左のビルだけは倒壊せず、火災で燃えてしまいますが、火あぶりで死ぬか、瓦礫の下敷きになるか・・・・どちらにしても結局ロクな死に方しなかったりします(笑)。
ビル倒壊の瞬間! |
自爆テロ!? |
もうひとつミスの条件として、ヘリが両端の建物に激突するというものがあります。
急いでいるからといってやたらとボタン連打していると、勢い余ってビルにぶつかり「グシャ!」と潰れてしまいます(汗)。
こうなると、残機がどうであろうと無条件にゲームオーバーですので、ボタンは的確に押しましょう。
ゲーム終盤の高得点時にこれをやってしまうと、言いようのない脱力感に教われること必至です!(必ず一回はやってしまうんだなぁ、これが笑)
ヘリがグシャ!と潰れる瞬間 |
■帰電くんアドバイス 被災者は出てきた順番に助けよう。 ヘリは被災者の上に行くと自動的になわばしごを降ろしてしまう。もし一番奥のビルの被災者を助けたいのに、手前のビルに被災者が出現したらどうするか!?そうなったら、高速でそこを通り過ぎるしかない!ちょっとでも止まってしまうと、自動的になわばしごを降ろしてしまい、奥の被災者を助けられなくなるので注意だ! |
学習研究社 |
というわけで、シンプルなゲームながら、なかなか熱い内容となっています。
上の帰電くんのアドバイスにもあるように、出てきた順番に被災者を助ければ、なんてことのないゲームなのですが、なわばしごがオートなので、意に反して後から出てきた被災者を助け出してしまったり、かと言って大急ぎでその場を通り過ぎれば勢い余ってビルに激突してしまったり・・・・。
もしかして、そこまで人間心理を計算されて作られたとしたら、なかなか侮れないですね、学研!
あ、でも学習研究社なんだから当然か(ぎゃふん)。
「タワーリングレスキュー」 のパッケージ |
記事制作協力:ぴょん吉さん