ペンちゃん
PEN CHAN
LCDゲームデジタルバンダイ


Written by REDFOX


逆オットセイ!?


今回紹介するのはバンダイの「ぺんちゃん」です。
「ん?このタイトルどっかで聞いたことあるな?」と思ったアナタ!相当な帰り電フリークデスナ(´∀`)。
そうです。第53回の「オットセイランド」の余談でちょこっとだけ紹介された作品で、その中でオットセイランドのキャラの焼き変えといわれてました。
オットセイランドでは左端から投げられたボールを右端のカゴへ入れる内容でしたが、このペンちゃんでは右端にいるセイウチから出されたホッケーのパックを右端のゴールへ入れる内容となっていて、ほんとにただのキャラの焼き変えです(笑)。
ただ、「オットセイ」では自キャラが下にいて、ペンちゃんでは自キャラが上にいるという上下が逆になった内容なので、ぱっと見は「オットセイ」の真似とはわかりません。ま、でも5分もやってりゃわかりますが(笑)。


キャラ紹介〜


ペンちゃん ガールフレンド アザラシくん ゴールとパック


無理の塊!?


ペンちゃんの動き

このペンちゃんをやってみた第一の感想は「相当内容に無理があるな」でした(笑)。
「オットセイ」がボールバウンドさせながらゴールに入れるというスタンダードな内容に対して、ペンちゃんでは「パックを跳ね返しながらゴールに入れる」というちょっと不思議な内容です。
しかも、跳ね返る場所が氷山のカドだったり旗のポールだったり一貫性が感じられません(;´Д`)。
また、オットセイと同じようにゴール手前でパックが跳ね返ってくることがあるのですが、どーみてもそこには跳ね返すような物は何もありません!
オットセイのリバウンドを再現したかったのでしょうが、いくらなんでも無理ありすぎ!!
見えない「謎の壁」でもあるのか?
オマケに、たまに左隅にぺんちゃんのガールフレンドのペン子ちゃん(仮名)が出てくるので、パックを打ってる隙をみてペン子ちゃんに「ラブリィ〜♪」とするとボーナスが入るのですが、「どー考えてもそりゃ無理ダロ!?」てな場合が多く、その絶妙な(適当な?)タイミングがたまりません。
さらにツッコミをいれさせてもらえば(笑)、なぜ氷山のカドや旗のポールにパックをぶつけなくてはならないのか??
いっそのこと、セイウチとパックの打ち合いをするゲームにしたほうがよっぽどよかった気がするんですけどね・・・(;^_^A。


俺の名前を言ってみろ!


ミスマーク

このゲーム、ぺんちゃんって名前だからこのキャラクターもぺんちゃんだと思ってる人って多いと思います。
ところがコイツは70年代に誕生した老舗のキャラクターで、本名は「ペンジャミン」なんていう立派な名前がついてます。
まあ、「ペンジャミン」を略せば「ぺんちゃん」なんですが、どこにも本名が書いてないのが気になります。
きっと殆どの人に名前を間違えられているかわいそうなヤツです・・・。
ちなみにペン子ちゃんの本名は・・・・・不明!


愛せよペンちゃん


このゲーム、はっきりいってゲームとしてはイマイチおもしろくありません(ぎゃあ)。
が、理不尽な内容にもかかわらず一生懸命パックをおいかけるペンちゃんの姿に心惹かれる方も多いはず(そんな人いない?)。
パックを打ち返す位置ににつくまでに移動のためだけの部分があり、ゲーム的にはそれが大変テンポをわるくしてはいるので
すが、「よいしょよいしょ!」と追いかけているそのけなげな姿が逆にたまりません(俺だけ?)。
結局のところこのゲームは、このペンちゃんをどの程度愛せるかによって価値が変わってくると思います(笑)。


元となった「オットセイランド」


救いばな〜


これは引越しのときのお話。
家の中のガラクタをかたづけていたんですが、その中に下ぶたのとれたぺんちゃんの貯金箱がありました。
当然貯金箱としては使えないので、いったんはゴミ箱につっこんだのですが、ゴミ箱の中からそのつぶらなひとみで「ボクを
捨てないで」と訴えかけてきて、結局彼は捨てられずにすみました。
お陰で現在も彼は棚で元気にがんばってます。
ま、お腹にマジックで「ぺ」なんて落書きされてますが(笑)。


ペンちゃんのパッケージ



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