ペンギンギン
PENGINGIN
LSIゲームタカトクトイス


Written by T鈴木


2980シリーズ


タカトクトイス「ペンギンギン」です。
ご存知タカトクの2980円低価格シリーズですが、前作「ロボットメーカー」「ネコドンドン」がかなり有名な作品だけあって、「ペンギンギン!?何それ!?」といった方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、この「ペンギンギン」は1983年と、電子ゲームブームの比較的後期に発売されただけあって、前2作に比べかなりマニアックな存在となってしまいました。
そのせいか、とても出荷台数も少なくなっており、現在でもめったにお目にかかれないようです。
実際、「ああ、これ持ってたなぁ」という声は殆ど聞かれなかったりします(汗)。


ブルッドク光線


コペンギンを助け出せ!

親ペンギンを操作し、5つの部屋に捕まっているコペンギンを時間内にすべて助け出すゲームです。

コペンギンのいる部屋はランダムで扉が開いたり閉まったりします。
扉が開いたときにタイミングよく部屋に入り、アタックボタンでコペンギンを背負い、脱出口まで運びましょう(GAME2では脱出口にも扉が現われます!)。

途中で親ペンギンの宿敵、ゴッド・ブルが現われます。
ゴッドブルはブルドック光線(何それ?)を発射してきますので、扉の開いた部屋に入るなどしてかわしましょう。
また、コペンギンを背負った状態でなら、パンチでゴッド・ブルを倒すことが出来ます。
50〜100点の高得点ですので、ぜひ狙っていきましょう(なかなかバイオレンスなペンギンですね)。


■帰電くんアドバイス
●部屋に入っていられる時間は限られている!右から1番目と2番目は他の部屋より入っていられる時間が短いので注意しよう!
●時間が過ぎていくごとに画面下に時計マークが現われる。時計マークが3つになったらタイムオーバーだぞ!3つになるまでの時間は約45秒だ!


本体デザイン


ところでこの「ペンギンギン」、タカトクトイスのゲームにしてはとてもハジけたデザインですね。
どちらかと言えば地味なデザインが多いタカトクゲームの中、パッケージなども、とても今風なデザインになっています。
商品のあらゆるところにイラストが描いてあったり、見ていてとても楽しいですね。
前2作と比べてみても、明らかに異質なものとなっています。何があったんでしょう、タカトクトイス(笑)。



ペンギンゲー


「ペンギンギン」のパッケージ

全然関係ありませんが、電子ゲームってやたらとペンギンが主人公のゲームが多くありませんか!?(・・・・と、このレビューを書いていて思いました)

ちょっと思い出しただけでも「ペンゴ」「ペンギンランド」「ペンギンレストラン」「ペンギン物語」「タキシードサム」「ペンゴローのラブラブシャワー」
・・・・もしかしたら、もっとあるかもしれません。
犬や猫を主役にしたゲームってそんなにないと思うのですが、なぜペンギンなのでしょうね?

当時はビールのコマーシャルとかでも(松田聖子の「スィートメモリーズ」がBGMに流れていたやつ)ディフォルメされたペンギンが大人気を博したように、ちょっとしたペンギンブームだったんでしょうかね〜?
今はハムスターが粗製乱造されてますが(笑)。

ちなみに筆者が一番好きなペンギンゲーはコナミの「夢大陸アドベンチャー」。
これを越えるペンギンゲーはないでしょう!(きっぱり)
まさに最強ペンゲーっす(電子ゲームやないやん・・・・)。


おまけ

「ペンギンギン」に付いてくる変な漫画とシール。ふぉっしい!



記事制作協力:ぴょん吉さん

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