デジコムブロック
DIGIT−COM BLOCK
EPOCH ELECTRONIC GAME/エポック社


Written by T鈴木


元祖ブロック崩し

やたら肩書きが多いぞ。

ブロック崩しの電子ゲームって本当にたくさんありますね〜。
ざっと数えただけでも「FLザ・ブロック」(バンダイ)「ブロックアタック」(トミー)「スピッドボールスパーキー」(任天堂)「ブロクバスター」(カシオ)「Bugってハニー」(ハドソン)・・・・ってあんまりないか(しかも最後のやつ間違ってるし)。
その中にあって、元祖とも言える作品が今回紹介する「デジコッムブロク」(エポック社)です。
電子ゲーム系では最古とも言うべきブロック崩しゲームで(昭和55年発売!)、これが発売された当時はそりゃみんな驚いたでしょう。
何と言っても、ゲームセンターで大人気のブロック崩しが家庭で思う存分遊べるんですからね!
その人気は家庭内だけに留まらず、駅の構内や学校、職場や海、山でも、みんなこの「デジコムブロック」に勤しんだのです(予想)。
ちなみに本体上部に燦然と輝く「デジコムブロック」のロゴの上下に「エポック・エレクトロニック・ゲーム」「ハンドヘルド・アーケード・ゲーム」の2つの肩書き。
一体どっちなんだ!?


ストレートボタンを使いこなせ!

ゲームはいたって単純です。
ラケットを左右に動かし、跳ね返ってくるボールを打ってブロックを壊すだけ・・・・。
アイテムを取ってメガ粒子抱を発射したり、ボールが分身して7個なったり、最終ステージで伝説の魔王、ルシェフェルが待ちかまえていたりという、現代っぽいアレンジはありません。
あくまでオリジナルどおりな正統派の、ストロングスタイルなブロック崩しなのです!

内容は普通のブロック崩しだ。

かと言ってアーケード版のようにパドルで操作するわけではありません。
ラケットの移動は、左右の移動ボタンと(ラケットの動かし方次第でボールの跳ねる方向が変わるぞ)、ストレートボタンという3つのボタンで操作します。
「ストレートボタンって何〜?」
とか言ってるポテチン野郎のために説明すると、ラケットでボールを打つときにこのボタンをタイミングよく押すと、ボールがまっすぐに飛ぶと言う、特許取得済みでも誰も真似しないであろう、画期的ボタンなのです!(どどん!)
でもこれが結構重要だったり・・・・・。

ちなみに最高得点は210点(1面クリア80点×3面)。
この半端な数字加減・・・・・いいぞ!


デジコムブロックのパッケージ

俺とブロック

ブロック崩しって苦手なんですよ。
苦手って言うか嫌い(笑)。
だってムカつくじゃないですか。最後の1ブロックがなかなか崩せないもどかしさ!(何で玉、同じコースばっか飛んどんねん!)
そんなわけで、オリジナルの「ブレイクアウト」から始まり、「ジービー」「サーカス」「アルカノイド」・・・・何ひとついい思い出がありません(逝)。

そんなわけでこの「デジコムブロック」も、これまでの例に漏れず最後の1ブロックがなかなか壊せなかったりしてストレスが溜まるのですが、まあ電子ゲームなので何度も挑戦できるので良しとしますか(強引な締め・・・)。
ただし!後半面やPROモードでは、跳ね返ったボールが急に用事を思い出したように速くなるので要注意!!(いや、本当に倍ぐらいのスピードになるんだ、これが)




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