超能力少年
CYOUNOURYOKU SYOUNEN
GAME DIGITAL/バンダイ


Written by T鈴木

サイコキネシ〜ス、テレパシー

バンダイ「超能力少年」です。
パッケージだけ見ると「何かの原作モノ?」と思われるかも知れませんが、まったくのオリジナルです。

超能力・・・・。皆さんはどのようなモノを想像されますか?
テレパシー、スプーン曲げ、念写、瞬間移動・・・・。
およそ人間技とは思えぬ、ウサン臭ささえ匂わせる芸当の数々。
ですが、’80年当時はこの「超能力」というものに対するブームのようなものが日本中に巻き起こり、みんな「木曜スペシャル」などを見入ってはスプーン曲げに勤しんでいたものです(ふぅ)。
ユリゲラー、清田君・・・・みんな覚えていませんか?
その超能力ブームに思いっきり影響された・・・・かどうかは知らないが、とにかくバンダイによって発売されたゲームデジタルシリーズ「超能力少年」。果たしていかなるゲームなのでしょうか?

味方UFOの光線を浴びてパワーアップ!

超能力を使うとき

UFOからエイリアンが現われて、宇宙船や少年に攻撃をしかけてきます。
少年を操作して、念力攻撃で撃退しましょう(指先からビビッ!と電撃を放つところが、横山光輝原作「バビル2世」を彷彿させます)。
宇宙船を破壊されたり、少年がエイリアンに捕まってしまうとミスです。
ここまでなら、何らこれまでの電子ゲームと変わらないところですが、何とこの「超能力少年」、電子ゲームには珍しくパワーアップがあります!(ドドン!)
上空に現われる宇宙人(誰!?)の乗ったUFOの光線を浴びると、電撃攻撃がパワーアップ!「ギュウゥゥンン!」と伸びる電撃がレーザーのようでカッコいいのだ!(笑


「超能力少年」のパッケージ

マニアックなゲーム

それにしてもこの「超能力少年」、キャラのデザインとかヘボヘボですね〜。
特にUFOとか少年なんて、まるで'70年代のデザイン・・・・。
まあレトロ感覚に酔いしれる・・・・と言う点では趣のあるデザインかもしれませんが、ゲーム中とパケージで少年のコスチュームが全然違うと言うのは・・・・。

とにかく、いかにもバンダイの物量作戦の一環として、テキトーに発売された感のあるこのゲムですが、その思惑どおり(?)数も少ないが人気もないという、非常にマニアックな位置付けとなってしまいました(はぁ)。
まあ、筆者はけっこう好きなんですけどね。怪しくて(笑)。

ちなみに同シリーズには「松田聖子のパーマサロン」があります。
こっちも負けず劣らず怪しいっす(笑)。



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