電子ゲーム

実に700種類とも800種類とも言われる電子ゲームたち・・・
その中にあって、コレクターたちを悩ませるのが「幻の電子ゲーム」の存在です。
果たして本当に発売されたのか!?
いや、それ以前にこの世に存在するのか!?
ここでは、そんな電子ゲームたちを紹介し、検証していきたいと思います。
これを読んで、何か情報をお持ちの方は、ぜひお知らせください。
謎を解明するのは・・・・・あなたからの情報です!!





FILE1:ハングリーパック3(アサヒ玩具)
FLコレクターを悩ませるメーカーNO.1(笑)である、
アサヒ玩具の「ハングリーパックIII」です。
当時の子供向け雑誌や、書籍中で、かなりの露出が確認されてしますが、
実物はまったく見ません。
HANZAWA社のライセンスを受けて、アサヒ玩具が日本で発売しようとしたが、
何らかの理由で中止になったと思われます。
ちなみに写真では分りにくいのですが、
本体左下に「ASAHI TOY」と書かれています。



FILE2:ツインベーダー3(アサヒ玩具)
同じくアサヒ玩具のFLインベーダーゲームです。
これもHANZAWA社のライセンス品かと思われますが、
「ハングリーパックIII」同様、こちらも国内での発売が確認されていません。
ちなみに「ツインベーダー」の名前の由来は、
倒したインベーダーが分裂する為です。



FILE3:チャレンジレーサー(アサヒ玩具)
同じくアサヒ玩具のFLです。
ゲーム内容は、アクセル、ブレーキ、左右のキー操作で、
決まった時間内に得点するものです。
コースが広くなったり狭くなったり、
なかなか良く出来たレースゲームのようです。
当時、「ハングリーパックIII」「ツインベーダー」
と共に紹介されることが多かったようです。



FILE4:グリーンハウス記念バージョン(任天堂)
これは、ゲーム&ウォッチが2千万台の出荷を記念して、
任天堂の社員に配られたという一品(非売品)です。
現物が紛れもなく存在するので「幻」ではないのですが、
入手が(限りなく)不可能に近いという意味で紹介しました。
中身は市販版「グリーンハウス」と同じですが、
本体の表面にいろんなゲームウォッチのキャラがプリントされています。
ちなみに、まだ存在自体が曖昧だったころのヤフオク初期では、
30000円ぐらいで落札されていました(現在では30万〜50万以上は覚悟)。



FILE5:バーミン・黒(任天堂)
これはないでしょう(笑)。
噂の発端は、「フラッグマン」の説明書の巻末にある商品紹介で、
「バーミン」の本体色が「黒」と表記されていたことです
(画像参照・・・・ちなみに実際には「バーミン」の本体色は白です)。
しかし、絶対に無いとは言い切れません。
実際には流通していないだけで、先行試作品として、
10数台ぐらい作られたのかもしれませんね。



FILE7:大脱走・小サイズ(バンダイ)

バンダイのソーラーパワーシリーズ。
この形態のものは、全部で6種類発売されました。
その中で、「天国と地獄」「謎のピラミッド」だけは、
通常よりサイズが一回り小さいものが発売されました。
しかし、その他の4種は国内発売が確認されていません。
上の画像の「大脱走」。画面の上下に、
なにかイラストが描かれた帯が付いています。
これは明らかに小サイズの特徴です!
当時の書籍では、
このタイプが掲載されているのが主流でしたが、果たして何故でしょう?
なお、大サイズ(画面の周りに帯がない)はたくさん発売されています。
勘違いしている人が多いようなので、一応。



FILE8:激戦Uボート・小サイズ(バンダイ)
これは「激戦Uボート」の小サイズです。
海外では「サブ・パトロール」の名で発売せれています。
しかし、確かに「激戦Uボート」と日本語で書かれていますねぇ・・・・謎。



FILE9:恐怖の無人島・小サイズ(バンダイ)
「恐怖の無人島」小サイズです。
これも海外では「シャーク・アイランド」の名で発売されていることが
確認されています。
もう全然分りません。おたすけ〜。



FILE10:謎の沈没船・小サイズ(バンダイ)
これも海外では別タイトルで発売されているのでしょうが、
不明です。本当にあるんでしょうかねぇ〜?



FILE11:GDツタンカーム(バンダイ)
ツタンカームと言えば、FLとテーブルタイプが発売されていますが、
これは世にも珍しいGDタイプです。
形を見る限り「フリスキートム」や「ドラキュラ城」と
同じシリーズみたいですね。
当時の書籍に「チョコっと」紹介されていただけで、発見報告は聞いていません。
誰か持ってないですか〜?



FILE12:メカファイター(バンダイ)
何だよ、これ(笑)
アルガスにとても似ているような気がしますが、
ゲーム内容が別物・・・・。
これは「アルガス」のプロトタイプでは!?
・・・・・と思いきや、こんな物が!!
「電子ゲームはこうなる!」って言われても・・・・(笑)。
でもこちらは「アルガス」とゲームが同内容なんだよな〜。
(ってことはこちらがプロトタイプ!?)もはやワケ分りません。
しかしヘボいデザインですね。
俺が子供なら、これは買えない!
右の「ワンダーロボ」。もはやゲーム内容さえも不明(汗)。



FILE13:パーマサロン(バンダイ)
ここまで来ると、もはや重箱の隅つつきかと思われる
かもしれませんが(汗)、ご存知このゲームは
「松田聖子のパーマサロン」として流通に出ました。
これはバンダイのパンフレットに載っていた写真で、
松田聖子のいないノーマルバージョンです。
おそらく発売前のプロトタイプかと思われますが、
発売されてたら大変珍しいものですね。
画像提供:JUNさん。




FILE14:忍者屋敷(バンダイ)
実は上の「GDツタンカーム」の画像にちょこっと写っていたのですが、
長年忘れてました(笑)。
で、この「忍者屋敷」。バンダイのソーラーシリーズということで、
「天国と地獄」や「大脱走」と同じシリーズと思いきや、
本体が薄型になった別シリーズのようです。
(そもそも「大脱走」とかとはデザインや発売年が全然違う)
まったく見ないので、恐らく世に出なかったボツゲームと思われますが、
当時の児童誌では、懸賞で10名ほどにプレゼントされていました。
もし現物が実際に当選者に送られていたとしたら、少なくとも日本で
10台は存在したことになります。

どちらにしろ、発見率はツチノコ以下ですね(汗



FILE15:恐怖の透明男(バンダイ)
「忍者屋敷」と同シリーズのようです。
発売日(1983年4月)、値段まで設定されていながら、
結局ギリギリでお蔵入りになったと思われます。
'83年と言えば電子ゲームブームなどとっくに過ぎており、
キャラもの以外のオリジナルゲームを出したところで、
売り上げが見込めない、と思われたのでしょう…。
たぶん。



FILE16:ペンゴ・バーガータイム別本体Ver.(バンダイ)
GDシリーズの「ペンゴ」「バーガータイム」はちゃんと発売されたのですが、
実際に流通に出たものはカラフルな本体に、奇麗なイラストが描かれています。
上の画像は恐らく発売前のプロトタイプと思われますが(デザイン的に「GDドラキュラ城」や
「GDフリスキートム」に近い)、実在したら大変珍しいものですね。



FILE0:テトリスJr.(任天堂)
幻・・・・って言うか単なる発売中止で、
ゲーム&ウォッチシリーズとして発売予定があったらしい。
(というわけで「FILE:0」としました)
上の画像は当HPが予想して描いたCGですが、
なんと実際はマルチスクリーンだったらしい。
(ぎゃふん!)




情報をお待ちしております!

以上、紹介したゲームの中で、何か情報をお持ちの方は、当HPまでお寄せください!これらの謎を解明するには、あなたからの情報だけが頼りです!また、これら以外にも「こんなのもあるよ〜」というのがあれば、ぜひお知らせください。この企画は皆様からの情報を元に、随時更新していきます(管理人)。



参考文献
「電子ゲーム大作戦」(実業之日本社)
「電子ゲーム大図鑑」(徳間書店)
「フラッグマン取り扱い説明書」(任天堂)
「コミックボンボン」(講談社)
「コロコロコミック」(小学館
「バンダイ商品パンフレット」(バンダイ)


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