ぴょん吉
PYONKICHI
LCDカードゲーム/学研

Written by T鈴木

♪根性根性ド根性〜

タイトルだけ聞いて、シャツに張り付いているカエルを思い出した人、全然関係ないのでご注意を(笑)。
この学研「ぴょん吉」、マルチカラースクリーンと謳っているだけあって、非常にカラフルで美しい画面です。LCDの中ではトップクラスではないでしょうか?(このシリーズでは、他に「サーチライト」「フィッシングボーイ」があります)
ゲームも単純ながらテンポが良く、安値で手軽に遊べる、なかなかの佳作だと思います。

ボートまでたどり着けるか!?

バックもできるぞ

ぴょん吉(※注・人間)を操って、洪水の中、流れる丸太や亀に乗って救命ボートまでたどり着きましょう。
丸太は左へ、亀は右へ流れるので、うまく飛び乗ってください。
ゲームAではボートは1台だけですが、ゲームBは何と3台。しかもタイムアタックになっているので(当然早くクリアした方が高得点)、かなり熱いです。
このゲームの真骨頂はゲームBと言えるでしょう。
ちなみに、パッケージには「ボート目指してジャンプで急げ!!
バックもできるぞ!!と書いてあります。「凄い!バックもできるのか、ぴょん吉!!」と、妙に感動してしまいます(そーか?)。

3人乗ればクリア(ゲームB)

表情豊かな主人公

主人公のぴょん吉、なかなか豊かな表情を見せます。動かす度に違うリアクションを見せたりして、なかなか楽しいです。特に溺れて流されるときの表情は最高なので、ぜひ実際に見てください。
ここに一部を紹介します。

なかなか表情豊かなぴょん吉氏

名作アーケードの移植

ここまで書けばもうお気づきかと思われますが、このゲーム、どこかで見たことありませんか?そう、「フロッガー」(コナミ)そのものですね。
FLのフロッガーも学研が移植しましたが、なぜ液晶版はタイトルが変わってしまったのでしょうか!?
学研がオリジナリティを出すために敢えてそうしたのか、それともコナミから「フロッガー」のアイデアだけライセンスを得たのか?(バンダイ「フロッピージャンプ」はこのケースです)
今となっては謎ですが、本体の裏にはしっかり「
Konami」と記載されています。こういうメーカー間のライセンスに関する関連を調査するのも、電子ゲームの楽しみのひとつですね(って最近気付いたんだけど)。



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